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新作 予告編

 20話まで出来たので約束通り予告編を公開しよう。
例によって投下時には色々変わっちゃうであろう部分があるから注意してくれ。


こっちはこれで一区切りだ。
さあ今度は超愛の方を書かないと。


1.










―――はるか遠い昔、この世界とは別の次元にあるどこかの国で……
















2.
 その城に残されているのは今やたった二人だけ。

半ば崩壊した、霧に包まれた古城。

門前、庭園、そして城の内部へと、兵士と怪物の死体が道しるべを作っている。

 廊下を突き抜け、階段を上がり切ったその最奥で、最後の死闘に決着がつこうとしていた。

国一つを滅ぼしかけ、万を下らない命を費やした戦いに。


(:::::::::::)「ク……クク、ククク……」


 二人は玉座の間で向かい合っていた。

今ここに至るまでに双方多くの物を失った。

目の前にいる相手によって奪われたのだ。


(:::::::::::)「ハハハハ……ハハハハ!!!」


相手に顔を掴まれた片方は、狂ったように笑っていた。

もう片方は身じろきもしない。
3.










―――お互いの存亡を賭けた戦いに終止符が打たれようとしていた……
















3.
その荒れ狂う暴風が千の刃となり、男の体をばらばらに切り刻んでゆく。

男の体は煙か霞のようにおぼろげで、千切れた部分をすぐに再生しようと動き出すのだが、

嵐の勢いにはかなわない。

男の体は徐々に減っていった。


(:::::::::::)「ぐあああああ!!」


断末魔の悲鳴が上がる。

だがその身を断裁される苦痛に晒されながらも、男は続けた。


(:::::::::::)「何百年かかっても僕は甦ってみせる。

      霧は例え切り刻まれても、断片までも完全に掻き消すことはできないのさ!」

―――……

(:::::::::::)「僕はいったんこの場を退くに過ぎない。次に会った時は……」


とうとう光の嵐が男を散り散りに引き裂き、一片足りとも残さず完全に消え去った。
4.










―――悪は倒れ、平和は戻ったかのように思われた。


―――数百年後、日本のどこかの地方都市。













5.





ここはみんなが楽しく暮らす町、VIPニュータウン。

この日の朝も通学路は青春を満喫するヤングボーイ・ヤングガールで溢れている。

朝の一番賑やかな時間だ。


ミセ*゚ー゚)リ(゚、゚トソン キャッキャウフフ (・∀ ・)( ><)


 丘を一つ切り開いて作った新興住宅街の、一番端っこにある小さな家では今、一人の少女が

眼を覚ましたところだった。

のそのそとベッドから這い出し、目覚まし時計を叩いて止める。







6.










―――甦った巨悪を討つべく、今選ばれし少女が目覚める……!


―――しかし!!













7.






 シャツを着替えようとした時に首が襟に引っ掛かり、ちょっと手間取った。

襟が破けんばかりに力を込め、やっと頭を通し、そして溜め息。


ξ ´ з`)ξ「ん~、また太った……」













8.








―――彼女はヒロインにあるまじきデブだった!!




―――かつてないスケール(と体脂肪率)で送るハイスピードアクションアドベンチャー

―――今ここに開幕!











9.



 カバンから昼間拾った人形が覗いている。

それを引っ張り出してウェットティッシュで拭く。

幸い汚れは浅いものばかりで、すぐに新品同様に綺麗になった。

なかなかかわいい人形だ。これは得をした。


ξ ´ з`)ξ「買えば1500円はするなこれは。儲けた儲けた」


人形を棚に飾り、ツンは窓の外に見える夜空を見上げた。

スッと一つ、夜空を光が切り裂く。


ξ ´ з`)ξ「あ、流れ星」

ξ - з-)ξ(どうか痩せられますように……痩せられるんなら何でもします……)




10.
棚の上に置いておいた筈の人形が何故か机の上に立っている。

彼女は腕を組み、ニッと歯を向いて笑った。


l从・∀・ノ!リ人「実は夢ではないのじゃー。おはようなのじゃ、ツン」

ξ ゚ з゚)ξ


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 妹者を手に抱え、教室を出てトイレに駆け込む。

個室に入り鍵をかけると、この小さな厄介者に対するムカムカが抑えきれなくなった。


ξ;´ з`)ξ「もー、あんた何なのさー! お弁当お弁当お弁当!!!」

l从・∀・ノ!リ人「お前を痩せさせてやるのじゃー」

ξ ´ з`)ξ「え……」




11.










―――どこにでもいるちょっと太めな女子中学生、ツンが拾った奇妙な人形

―――ツンを痩せさせてやる代わりに彼女が出した“ある条件”とは……














12.
l从・∀・ノ!リ人「そのスーツは敵から受けたダメージを軽減したり必殺技を使ったりする際、

         すべてお前の体の脂肪を燃焼してエネルギーを賄うようになっているのじゃ。

         軽く一時間も戦えば体重が一キロは減るぞえ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ツンは廊下を走って保健室に駆け込み、体重計に乗った。

メーターに表示された数字に目玉が飛び出しそうになる。

あれだけ上昇はしても下降はしなかった悪魔の数値が、まさか本当に減っているとは。


ξ*´ з`)ξ「ウッヒョー! ほんとに痩せてるううう!!」

l从・∀・ノ!リ人「この調子で戦い続ければ変身中の姿が本当の姿になる日も遠くないのじゃー。

         更に町の平和も守れてしかも町の人に感謝される、わらわの目的も果たされる。

         こんなオイシイ話はそうなかろ?」



13.








―――復活した悪と戦うこと




―――正義はさておきダイエットが第一の目的という前代未聞のスーパーヒロイン、ここに登場!













14.





切り取った腕をヌンチャクのように振り回す。


ξ#゚⊿゚)ξ「ほわちゃあああ!!」


ピュピュピュピュピュン!

凄まじい速度で刃が飛び交い、先端が空気を切り裂く。

最後にくるくる回して腰の後ろに構えると、目の前のミストドールの全身に線が走った。


(//゚//q//。//)ウボ……ア……


 シュレッダーにかけられたように小刻みに輪切りにされ、バラバラになって崩れゆく。





15.
 手も足も出ない状況になると、ようやく自分の反対の腕もまた刃になっていることを思い出した。

二体同時に残りの刃を振り被る。


(゚q 。)(゚q 。)ウボァァー!


 突きと薙ぎ払い、その二つをツンは身を捻りながら真上に跳ねてかわした。

二体の刃は手の中に捕らえたままだ。

空中で頭を逆さにする姿勢になると両足を180度開脚し、プロペラのように回転して

それぞれの足で両側の頭を蹴り飛ばす。


(*)゚q 。)ガッ

(゚q 。(*)ボヘッ


二体とも吹っ飛んでコンクリートの床に転がると、作業服だけ残して霧のように掻き消えた。

 ツンは舞うようにひらりと着地し、両手の指に残っていた折れた刃を捨てた。

それもまた霧に帰って消える。
16.




ξ ゚⊿゚)ξ「行くわよ、最近見た映画で覚えた必殺技……」


ジャンプして体を地面と平行にし、突っ込んできた男の顔面に蹴りを入れる。

ツンはそのまま頭を抱え込んだ男の体を支柱にして回転しながら、次々にとびかかって来る

男の頭をまるで空中を走るようにして踏み付けて行った。


ξ#゚д゚)ξ「ロミオ・マスト・ダーイ!!」


ドガガガガガ!!

ツンは人の波を薙ぎ倒して回転するプロペラと化した。

ミストドールの山を雑草を刈り取るかのように打ち倒してゆく。





17.











―――ハイスピードバトル!














18.
 ツンがノブを回してドアをくぐると、その向こうにはまったく別の空間が広がっていた。

周囲には団地の棟がドミノみたいに整然と並んでいる。

ツンがいるのは棟と棟の間にある小さな広場で、何もない空間に自分が今入って来たドアが

立っていた。


ξ;゚⊿゚)ξ「な、何かシュールレアリズムの絵画みたいなとこね」


白い棟はどっちを向いても地平線まで続いている。

地面もまた同じ白で、まるでコピー&ペーストを延々繰り返して作ったような風景。

真上を見てもそこに空はなく、はるか頭上には自分が今立っているのと同じような場所が

逆さまに見えた。

鏡映しのように空にも地面があるのだ。


ξ ゚⊿゚)ξ「あっちにもある……どうなってんの?」



19.
 暗く冷たい闇の中へと沈んでゆく。

あらゆる感覚が剥ぎ取られてゆく。

極寒の北海に落ちて死ぬ漁師も、今の自分みたいな気分を味わうのだろうか。


ξ ⊿ )ξ(寒い、寒いよ……)


 ゆるやかに落下してゆく浮遊感を味わいながら、ツンは両腕で自分の肩を抱き寄せた。

両足を畳み、身を縮めて何とか体温をとどめようとするが、それも虚しい足掻きだった。


―――わたしは……


ξ ⊿ )ξ(声がする。さっきの女の子の声だ)


ツンはぼんやり闇の底に視線をやった。





20.











―――絡み合う心の闇とミステリー!















21.
息苦しいほどの濃霧だが、ツンはその中に確かに感じていた。

想像を絶する邪悪さと魂の暗さを持ち合わせた、狂気の塊とでも呼ぶべき存在。


(:::::::::::)


人影が見える。

彼が物々しい動作で手を掲げて軽く一振りすると、霧すらも彼を畏れたように退いた。

玉座に腰を下ろし、肘掛に右肘をついて手に頬を乗せている。

かすかに笑っているように見えた。

かつてなく冷たく、暗く、禍々しい笑み。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


l从・∀・ノ!リ人「我々の問題にお前を……いや、この世界を巻き込んだことを謝らねばならん。

         だが奴だけは絶対に放っておけないのじゃー!

         あいつは必ず多くの人の夢や希望を奪い、犠牲を山ほど築いて再臨を図るのじゃー」
22.










―――宿敵との再会!
















23.
行きつけのパン屋、渡辺ベーカリーで買ったチョコレートドーナツを食べつつ町を歩く。


ξ*´ ~`)ξ ムシャムシャ「いとおいし、いとおいし」

l从・∀・ノ!リ人(太めの奴にはドーナツがよく似合うのじゃー)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 食えばわかるという結論に達し、二人は店に入って同じものを頼んだ。

飲食スペースで同時にかじる。


ξ ´ ~`)ξムグムグ「外はさっくり中はしっとり~」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

l从#・∀・ノ!リ人「わらわは何を食べればいいのじゃー!?」

ξ ´ з`)ξ「さっきお菓子一杯食べたでしょー、減量しなさいって」

l从#・∀・ノ!リ人「おっ、お前があああ! お 前 が 言 う な あ あ あ !!」
24.









―――そして果てなき食欲!





―――はるかなる戦いが終わる時、彼女たちは何を見るのか?

―――ツンの脂肪は果たして平均値を割ることが出来るのだろうか?

―――すべてはまだ……霧の中だ!







25.
ξ ´ з`)ξ「メタボリックチェンジ!!」


シルクハットとステッキを抽象化させたメダルの文様が浮かび上がって来て、手の中から飛び出し、

光を放って炸裂した。

自分の体が砕けるような感覚があり、すぐに飛び散った全身がまた戻ってきて一か所に固まる。


ξ ´ з`)ξ三ξ ´⊿`)ξ三ξ -⊿-)ξ三ξ ゚⊿゚)ξ「―――!!」


スレンダーボディに再構築されたツンが光の中から現れた。

折れそうなほど細い腰と肩、ほっそりした顎、優美なカーブを描いて伸びる足。

身にまとった膝下丈のタキシードは体にぴったりフィットしていて、彼女のスタイルをより

美しく見せている。


ξ ゚⊿゚)ξ「愛、勇気、そして痩身! ハイパーメタボリックエンジェル見参!」


頭に生えたウサミミをピクピク動かしてキメる。

26.












ハイパーメタボリックエンジェルのようです














27.


―――全米失禁!
(ブーン系ロイヤル紙)


―――作者の血中アルコール濃度に等しい内容の濃さ
(ブーンタイムス)


―――この饒舌な文体は禁断症状で指が震えてなきゃ書けないね!
(ブーンノベルニュース)


―――世界中のメタボに希望を与える作品
(BOON速報)










28.





l从・∀・ノ!リ人「“悪徳は真鍮に刻まれて生き延び、美徳は水に記される”」

ξ ´ з`)ξ「……どういう意味?」

l从・∀・ノ!リ人「みんな悪いことに限って覚えてるってことなのじゃー」


妹者はスプーンを容器に突っ込みながら続けた。


l从・∀・ノ!リ人「戦争仕掛けたり税金チョロまかしたり他人の作品をブログでバカにしたりすると

         永久にそのことを言われ続けるってことなのじゃー」

ξ;´ з`)ξ「ああ、そうなの……」







29.









―――2010 SPRING

―――coming soon...




―――……投下もしないうちに逃亡する可能性? まあ……ちょっとはあるんじゃないか?











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wktkがとまらん

No title

ξ ´ з`)ξこのツンが流行るといいな
まあ逃亡の可能性もなきにしもあらずというところ

期待してます!
あと結婚して下さい!

ほう……
ところでやられ役にカンザイさん量産型が……

No title

これは・・・名作の予感・・・
プロフィール

(゚q 。川カンザイ

Author:(゚q 。川カンザイ
完全犯罪(カンザイ)
プラネットライカは隠れた名作

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