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('A`)あらしの鳥、あらしの夢のようです 前編

J・G・バラードの短編が原作。


1.
 ヌルポ島に夜明けがおとずれた。

警備船の船橋から甲板へ出たドクオは、けだるげに寝椅子に腰を下ろした。

砂糖のどっさり入ったコーヒーと煙草という、いつもの朝食を手にして。


(;'A`)「昨日は大忙しだったぜ、まったく」


ごろりと仰向けになった。

吐いた煙草の煙は、青みを帯びた朝焼けに溶けてゆく。

 湾内の海面は巨鳥の死骸で埋め尽くされていた。









('A`)あらしの鳥、あらしの夢のようです 前編

原作 J・G・バラード『あらしの鳥、あらしの夢』(短編集『溺れた巨人』収録)

2.
 相棒のブーンが大きな熊手をかつぎ、いつもの足を引きずる歩き方でやってきた。


( ´ω`)「あー、ねむ……兄貴、おはようだお」

('A`)「おう。おたがいよく生き残ったよな」

( ^ω^)「ケガの具合はどーよだお」


 ドクオは肩に引っ掛けていた上着をめぐり、包帯を巻いた左の二の腕を見せた。


('∀`)「軽傷よ。助かったぜ、マジな話」

( ^ω^)「そら良かったお。昨日は腕を食い千切られたんじゃないかと思ったお」


 ブーンは熊手で甲板の鳥を海に落とし始めた。

いずれも翼を広げれば5,6メートルはあるだろうか。

青みがかった黒と白の羽毛に包まれ、カモメと猛禽の中間のような面構えをし、体に対してやたら大きいくちばしを持つ。

 不意に後甲板から、ブーンのすっとんきょうな声が聞こえた。


(;^ω^)「うわっ! こいつ、まだ生きてる!」
3.
 粉っぽいコーヒーを飲み干し、ドクオはホルスターからリボルバーを抜いて立ち上がった。

後甲板に回り込むと、血を流した鳥が喚き声をあげてもがいている。


( ゚∋゚) ギャアギャア

('A`)「離れてな」


頭に狙いをつけ、44口径ホローポイント弾をぶち込んだ。

ドン!!

地響きじみた銃声とともに肉が弾け、鳥は大きく体を揺すって動かなくなった。

あたりに赤く濡れた羽毛が舞い散る。


(;^ω^)「……もうちょっと掃除が楽な方法でやっつけて欲しかったお」

('A`)「文句言いなさんな」


 寝椅子に戻って新しい煙草に火をつけたとき、ふと、入り江にある小屋に気づいた。

灰色のローブを着た銀髪の女が入り江の波打ち際に入り、こちらを見ていた。

4.
銃声に驚いた顔をしている。


('A`)

川 ゚ -゚)


 一瞬、目が合ったが、彼女はすぐ鳥の死骸から白い羽根を引っこ抜く仕事に戻った。

ドクオは煙草をくゆらせながら、ぼんやりとそれを見ていた。

なんとなく、気に入らない感じだった。

この湾に浮かんでいる死骸はすべて自分の獲物だというのに。


***


 昨日はひさびさの大仕事だった。

暇つぶしに船上でブーンとふたりっきりの釣り大会をしていたときのことだ。


(*^ω^)「ふふん、夕方までにぼくよりデカいの釣れなかったら、煙草は全部いただきだお」

(#'A`)「くそ~、今日に限って全然アタリがねえ! ん……?」
5.
( ^ω^)「おっ?」


 太陽が真上に来たあたりで、ふと岬の断崖あたりに鳥が数羽見えた。

本隊から外れた鳥が迷い込んでくることはよくあったが、様子がおかしい。


( ゚∋゚) ギャアギャア


島の上空を大きく旋回しながら、耳障りな鳴き声を上げている。


( ^ω^)「兄貴、あれ……」

('A`)「ああ、斥候(偵察)だ」


 釣竿を放り出すと、ふたりは船橋に飛び込んだ。

ブーンが船倉から弾薬箱を取り出し、船首・船尾それぞれの対空機銃に積み上げているあいだ、ドクオは無線機を取った。

上空にはすでに本隊が集まりつつある。


('A`)「こちらVIP-3313、鳥の大部隊が接近している! 至急応援を求む!」

6.
***「こちら本部、ただちに応援を向かわせる」

(;'A`)(クソッ、間に合うわけねえ! 本州からここまで半日もかかるんだぞ)


 銃座に座ってベルトを締め、グリップを握り込む。


( ゚∋゚) ギャアアアアアア

(#'A`)「うおらああああああ!!」


 ふたつの機銃が火を吐いた。

群れを一薙ぎすると、ばたばたと海に落ちてゆく。


(#'A`)「地獄の炎でローストチキンにしてやるぜェェ!!」

(#^ω^)「鳥は豚のエサじゃあああああああ!!」


 一度進入を許し、ドクオがくちばしで左腕を切り裂かれたが、すぐにブーンが駆けつけて銛でその一羽を始末した。

日暮れ近くになって連中がやっと撤退を始めたとき、ドクオは報告のため無線機に向かおうと、機銃から離れた。

そのとき、足元にうず高くつもった空薬きょうが水兵靴を覆っていることにはじめて気づいた。
7.
***


 すべてが終わったあと、血と羽毛にまみれたおたがいを見て、ブーンと大笑いしたことを思い出した。


('A`)「いやほんと、よく生還できたわ」


今朝の煙草とコーヒーは、いつもより多くを満たしてくれるような気がする。

日が完全に昇りきると、重い腰を上げてちゃんとした服に着替えた。

 モスグリーンのハイネックセーターに軍支給のズボン、色あせたコートという格好だ。

コートの肩には弓矢のマークを入れた階級章が縫い付けてある。

 煙草を咥えて船の点検にかかった。

 喫水線に近いあたりから突入してきた鳥がぶつかってきたせいで、船の横っ腹がボコボコに凹んでいる。

機銃は連続使用がたたって熱で部品のいくつかが変形し、使い物にならなくなっていた。


(;'A`)「あーあ、こいつぁ修理に手間取るぜ」

( ^ω^)「まあ修理はあとにして、今日は島でゆっくりするお」

8.
('A`)「そうだな。どうせ明後日にゃ本州に行かにゃならんし、そうすっか」

( ^ω^)「あと、兄貴。煙草を全部もらうお」

(;'A`)(くそ! おぼえてやがった)


 ドクオは防水ケースに入れた煙草を箱ごとブンに投げ渡すと、操舵室に向かった。

船を島の桟橋にやる。


***


 ヌルポ島は小さな島で、大きな三日月形をしている。

北側の岬はゆるやかな草むらが伸びて切り立った崖になり、南側は逆に低くなって水中に没している。

 住人は軍部から派遣されたドクオ兵長、助手のブーン上等兵、そしてたったひとりの先住民のあの女だけだ。  

島の裏手に軍が建てた大きな電波塔と通信施設があるが、今は壊れていて何の役にも立たない。

ドクオの任務はこの巨大なガラクタを防衛することだった。

上官からは、いずれ修理して使う予定だから、それまで見張っていろという説明を最初に受けたっきりだ。


9.
('A`)「鳥どもがあの電波塔なんか狙ってくると思うか、ブーン?」

( ^ω^)「ぜんぜん」

(#'A`)「だよな。まったく軍部の無能さにゃあヘドが出らあ! ペッ」


 ふたりは入り江の浜辺にシートを敷き、そこに寝転がってのんびりしていた。

暖かい秋の日で、空は真っ青に澄み渡っている。

もう何度も読み返した雑誌のグラビアをながめていると、ブーンがあきれたように言った。


( ^ω^)「まーたそれ読んでんのかお」

('∀`)「へへ、俺の愛するツンちゃんが載った号だぜ? 捨てられるかよ」


 そう言ってグラビアを見せた。

本州・ニチャンシティーの売春婦を特集しており、下着姿の美女たちがなまめかしいポーズを取っている。


(*'3`)「んー、ツンちゃんちゅっちゅ!! ちゅっちゅ!!

   本州に帰ったら120分コースでたっぷし昇天させてねええええ」

10.
( ^ω^)(きめえ)

( ^ω^)「ぼくは釣りでもすっかなお」


 ブーンは釣竿を取りに船に向かった。

彼が桟橋に釣り糸を垂れているあいだ、雑誌を読み終えたドクオは、立ち上がって軽くストレッチをした。


(*'∀`)「デュフフ、ツンちゃんに会うのが待ちきれないぜ……お?」


 島の裏手の電波塔に、人影が見えた。

一番高いところに上るためのはしごを降り切り、そこから地上とを繋ぐ階段に入ったところだった。


川 ゚ -゚)

(;'A`)「何やってんだ……?」


 ドクオは彼女の家に先回りし、帰ってくるのを待った。

民間人が軍事施設に勝手に入ったのをとがめるためと、、自分が撃ち落とした鳥の羽を何の挨拶もなく取っていくのが

気に入らないことを伝えるつもりでもいた。
11.
(#'A`)「今日こそ言ってやるからな! 今日こそ」

川 ゚ -゚)


 はじめて間近で見る彼女は、遠目に見るよりもずっと美しかった。

髪も肌も真っ白で、すらりと長い手足をしている。

年齢は二十歳のドクオよりも少し上くらいだろうか。

 彼女は突然の訪問客に少し驚いた様子で、目を見開いていた。


('A`)

川 ゚ -゚)

(;'∀`)「あの……塩を貸してください」


 彼女はにっこりと笑ってうなずき、背負い籠を下ろして手に持ちながら、家の中に入っていった。

 待つあいだ、所在なげにあたりを見回した。


(;'A`)(何やってんだよ、俺は……)

12.
枯れた薔薇の絡んだ、古いパーゴラ(*住宅の軒先や庭に設ける、つる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚)の残骸を

解体しようとしている形跡があり、ノコギリと枝切りバサミが放り出されている。

 奥に小さな畑と家畜小屋があり、ブタとニワトリがいくらかいた。


('A`)「ずっとここにひとりでいるのかな……?」


 住居である小屋は頑丈な作りで、何度も補強された形跡がある。

電波塔を建設するときに、作業員が物置か何かとして使っていたものだろうか。

 ドアが開いて彼女が現れ、ふくらんだ紙包を渡された。


川 ゚ -゚)「このくらいでいいですか」

('∀`)「は、はい! ありがとうございました!!」


 くるりと回れ右し、ドクオは一度も振り返らずに走り出した。


***


13.
 翌朝の夕方。

退屈な日々が戻り、入り江に入ってきた迷い鳥を二、三羽撃ち落としただけで日が暮れた。

連中はもちろん鳥目なので、夜のあいだは襲ってこない。


( ^ω^)「へえ、いい人じゃないかお」

('A`)「うん、てっきり世捨て人のあぶねえ奴だと思ってたのに」


 彼女の小屋のほうに目をやると、ちょうど明かりが灯ったところだった。


('A`)「ところでさ、あの人なんで羽根を集めてるのかな」

( ^ω^)「そら羽毛布団でも作って売ってんでしょうお」

(;'A`)「あの島で誰に売るんだよ、俺らか?」

(*^ω^)「フヒヒ、それより今夜は宴会だお!」


 一週間に一度、船の整備と物資の補給、軍部へ報告するために本州に帰港することになっている。

その前夜に食糧の残りと酒をすべて消費すべく、ふたりっきりの宴会を開くのが定例だった。

14.
船倉からダンボール箱を抱えたブーンが上がってくると、ドクオはまた小屋のほうに目をやった。

 煙突から煙が上がっている。

彼は操舵室に向かうと、エンジンに火を入れ、舵を切って船を桟橋にやった。


( ^ω^)「ん? どこへ?」

('A`)「彼女も誘おうぜ」

(;^ω^)「え? 何で?」

('A`)「こないだの塩の礼だよ」

(;^ω^)(ぼくの取り分が減っちまうじゃねーかお)


***


 意外なことに、彼女は誘われたことを喜んでいた。

家の中は狭いと言うので、三人は庭の木のテーブルにつき、焚き火で保存食をあたためて食べた。

ランプの明かりが一同を照らす。


15.
(*^ω^)「たとえ世界の終わりが来ても、食うのだけはやめられませんなぁ~」

川 ゚ー゚)「よろしかったらお野菜と卵もどうぞ。うちで取れたんですよ」

(*^ω^)「なんちゅうええ人や……」


 質素なメニューだったが、缶詰ばかりの生活に飽き飽きしていたふたりには大したご馳走だった。

 彼女はクーと名乗り、常にささやくように静かに話した。


( ^ω^)「ところでクーさん、何でこんなとこにひとりで?」

川 ゚ -゚)「それは……」

('A`)「待った! 久しぶりにアレやろうぜアレ」


 ドクオは腕時計を外してテーブルに置いた。


川 ゚ -゚)「?」

('∀`)「海軍の伝統なんだ。新入りに順番で自己紹介させんの」

( ^ω^)「制限時間は?」

16.
('A`)「10分にすっか」


 フォークをテーブルに立てて指を離すと、先端はドクオ自身を向いて倒れた。


('A`)「俺から時計回りだな! じゃあ行くぞ」

∩( ^ω^)∩「ィェァー」

川;゚ -゚)「い、いえーい」


 ブリキのカップの酒をぐいっと飲み干すと、口元を拭って彼は話し始めた。


('A`)「俺らは孤児でさ、ちっさいころに田舎の農家に引き取られたんだ。

   俺が10才のときだったかな……ああ、もう10年も経つのか」

( ^ω^)「農場主のジジイがいい人で、戦災孤児をいっぱい引き取ってたんですお」

('A`)「覚えてるかい、鳥の大攻勢が始まった年」

川 ゚ -゚)「……ええ」



17.
('A`)「大騒ぎになったよな。

   もちろん、それよりずっと前から……先祖代々、鳥どもは俺らの敵だったさ。

   でも攻撃が本格的になったのはあれからだった。

   俺の誕生日の前日だったかな……覚えてるか、ブーン」

( ^ω^)「ロンモチだお。ぼくはブタの丸焼きの用意を手伝っていたんだお」

('A`)「……あの日の昼、空が真っ黒になるくらいの鳥がやってきた」


 ドクオは目を細めた。


('A`)「俺たちは納屋の地下室に逃げ込んだけれど、数が多すぎた。

   鳥どもは納屋を壊して、くちばしで地面を掘り返しはじめたんだ。

   俺とブーン以外はみんなさらわれた。

   空中でジジイと兄弟たちがにバラバラに食いちぎられるのを、俺らは木箱に隠れて見ていたよ」

( ^ω^)「……」



18.
('A`)「すべてが過ぎ去ったあと、ブーンを連れてニチャンシティー目指して歩いた。

   ほとんど飲まず食わずで三日くらいかかったか。

   町もめちゃくちゃだったけど、幸いなことに復興の仕事がいくらでもあった。

   12才まで路上で寝泊りして働いて、それから軍の幼年部の試験を受けた」

( ^ω^)「軍人の補充がおっつかないから、ぼくらみたいな浮浪児でも潜り込めたんですお」

川 ゚ -゚)「おふたりとも、苦労なさったんですね」

(*^ω^)「いやあ……」

(;'A`)「お前は成績が悪くてずっと厨房係だっただろ」


 ちらりと時計を見た。


('A`)「ちと早いけど、俺の話はおしまい。次はブーンだぞ」

( ^ω^)「えぇ……もうほとんど兄貴が言っちゃったお。

   えーと、足をケガしたぼくをおんぶして三日三晩歩き続けた兄貴はすごくかっこいいと思いました。おわり」

川;゚ -゚)(十秒しか経ってない)

19.
( ^ω^)「あ、あと、ぼくは金を貯めていつかレストランのオーナーになるんだお!

   この黄金の舌が認めたメニューだけを出す店にするお!

   うまいと思ったものは何でも出すお、ただしチキンだけはなし!!」

('∀`)「おお、よく行った!! トリ肉なんざ豚に食わせちまえ!」

(*^ω^)「その通り、トリは豚のエサだお!!」


 ふたりは酒を注いだカップをぶつけあい、一気に飲み干した。


('A`)「さて、お待ちかねのあんたの番だ」

川 ゚ -゚)「はい。そうですね、それじゃ……」


 彼女は口元をハンカチでぬぐいながら、しばらく思案した。


川 ゚ -゚)「わたし、ちょっと前に離婚したんです。2年だけの結婚生活だったけれど」

( ^ω^)(いきなりヘビーな話だお)

川 ゚ -゚)「あ、ごめんなさい。こんな話……」

20.
('A`)「いや、時間内に何を話すかは自由だぜ」

川 ゚ -゚)「しばらく実家でぼんやり過ごしていたんです。

   今でも忘れません、あの日の彼との出会い。

   天気のいい晴れた日でした。ニチャンシティーの裏手の草原を歩いていたときのことです」


 彼女は記憶のかなたを見つめながら、わずかにほほえんだ。


川 ゚ー゚)「男の人が空から落ちてきたんです」

('A`)「……?」

(;^ω^)「あの……我々はあんまり、そういう文学的表現は得意じゃないもんで」

川 ゚ー゚)「いいえ。彼は落ちてきたの、空から」


 ドクオとブーンは不思議そうに顔を見合わせた。


(;^ω^)(やっぱこの人、どっかおかしいんじゃ……)



21.
川 ゚ -゚)「彼はケガをしていました。

   わたしは彼をかくまって、傷が癒えるまでの一ヶ月間、お世話をしたのです。

   彼は町を出たことのないわたしに、不思議な話をしてくれました。

   自分たちが力を失いつつあるせいで、この世界に災いが起きているのだと」

('A`)「力? 災い……?」


 それには答えず、彼女は話を続けた。


川*゚ -゚)「そしてわたしは彼と契りを交わしたのです」

( ^ω^)「ん? どういう意味?」

(;'A`)「察しなさいよ」

川 ゚ -゚)「空に帰る日、その人は言いました。わたしの妻よ、この体ではきみを連れていくことはできない。

   だがきみが〝卵〟を産む日が来たとき、ぼくは同胞たちと必ずきみを迎えに来るだろう、と。

   卵から孵った我々の子は、ばらばらになってしまった天と地を繋ぐ救世主となるだろうとも」

(;^ω^)(全然わからん。どういうこったお)

22.
('A`)「なかなかステキなラブストーリーだけど、なんだってこの島へ?」

川 ゚ー゚)「彼が教えてくれたんです。ここで待っていてくれ、と」

( ^ω^)「その人とは、そのあと……?」


 彼女はほほえんで自分の腹部に両手で触れた。


川 ゚ー゚)「そう遠くないうちに会える気がしています」


***


( ^ω^)「絶対おかしいお、あの人」

('A`)「まあアレだ。人様のこたあ放っといてやろうや」


 翌朝、ふたりを乗せた警備船は出航した。

湾内を出て本州に向かう途中、ドクオはふと島を振り返った。


川 ゚ -゚)

23.
 鉄塔の一番上の足場に彼女がおぼろに見えた。

何か、囲いのようなものを作っている。


('A`)「何やってんだ、あれ?」

( ^ω^)「人様のこたあ放っとくんじゃなかったのかお」

('A`)「ま、そうだな。どうせぶっ壊れてる施設だし」


 頭はイカれてるようだが、悪人でもなさそうだ。

鳥の羽根だの不法侵入だのは大目に見るとしよう。

 それよりもツンのことを考えると、自然に笑みがこぼれた。


(*'∀`)「さあて、俺の金髪ちゃんはどうしてるかな~? フヒ、フヒヒ、フヒヒヒヒ!!」

( ^ω^)(きめえ)





つづく……
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完全犯罪(カンザイ)
プラネットライカは隠れた名作

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