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ハイパーメタボリックエンジェルズのようです #11

 これ書いた時点ではまだキメラアント編終わってなかったんだよ。

1.
 どこかでしきりにベルの音が鳴っている。

ツンは深く静かな場所にいて、そのままそこに居たかったから、耳を塞いだ。


ξ   )ξ(うるさいなー、静かにしてよ)


しかしベルの音は無視されることを拒否してひたすら鳴り続ける。

とうとうツンは居心地のいいその混濁の底から叩き出された。


ξ ´ з`)ξ「うぐ、うぐぐ」


 眼が覚めた。

ベッドサイドに置いた目覚まし時計を手で叩いて止める。



ハイパーメタボリックエンジェルズのようです

#11 霧の猟犬



2.
ξ ´ з`)ξ「うう、変な夢だった」

l从・∀・ノ!リ人「夢ではないのじゃー。ほれ、起きんかい」


枕元に浮かんでいた妹者が逆さにツンを見下ろしている。


ξ ´ з`)ξ「あ、妹者ちゃんおはよー」

l从・∀・ノ!リ人「わらわたちは確かに夢の世界で一仕事済ませたぞえ。

       内藤の部屋の住所はわかったから、今夜からは一直線にあそこへ行けるのじゃー」

ξ ぅ з;)ξ「ふぁ~、道理で何か疲れてる筈だよ」


アクビをし、涙を拭う。


ξ ´ з`)ξ「夢ん中でまで気が休まらないなんてたまんないなー」

l从・∀・ノ!リ人「文句言うななのじゃー。

       あの変態博士のことがわかれば後はミストライダーまで一直線なのじゃー」


ベッドから這い出して制服に着替えながら、ツンは僅かに苛立ちを込めて言った。
3.
ξ ´ з`)ξ「あのさー、そろそろミストライダーってのについて教えてくんない?

        誰なの? 妹者ちゃんとはどんな関係?」

l从・∀・ノ!リ人「別に構わんが、今から話していいのかえ?」

ξ ´ з`)ξ「え?」


妹者の指差す方向にある時計を見、ツンはギョッとした。


ξ ゚ з゚)ξ「ヒィィ、もうこんな時間じゃん!」

l从・∀・ノ!リ人「お前、目覚ましが鳴ってるのに全然起きなかったのじゃー」

ξ;´ з`)ξ「起こしてくれたっていいじゃん、もー」

l从・∀・ノ!リ人「努力はしたのじゃ」


 階段を駆け下りて洗面所に向かい、顔を洗って歯を磨く。

髪を溶かしトイレ、食事と慌ただしく済ませて家を飛び出した。


J( 'ー`)し「お弁当忘れてるよ!」

4.
ξ;´ з`)ξ「おおっと、いかん」


玄関から顔を出した母親に呼び止められて慌てて引き返し、包みを受け取る。


J( 'ー`)し「まったく、ちょっとはドクオを見習いな」

ξ ´ з`)ξ「あいつ朝だけは強いからなあ。そんじゃ改めて行って来ます」


カバンに包みを入れようとするが、走りながらなのでなかなか上手く行かない。

一度立ち止まってカバンを開こうとした時、ツンは違和感に気付いた。


ξ ´ з`)ξ「……?」


包みの中で何かが動いている。

ツンは包みを開いて弁当箱を開いてみた。


ξ ゚ з゚)ξ「フギャアアア!!」


隙間から覗いたものに悲鳴を上げ、思わず弁当を放り捨てる。
5.
地面に落ちたプラスチックのケースの中からはムカデやらヘビやらが溢れ、地面に這い出した。

 バクバクする心臓を押さえ、ツンはこの悪質な冗談の正体について思いを巡らせる。


ξ;´ з`)ξ「……お、おかーさん、ハロウィンってのはこういうことじゃないと思うよ!」


弁当箱はその場にほったらかしたまま、ツンは再び走り出した。

 交差点のところではクーが腕時計を見ながら待っていた。


川 ゚ -゚)「地面が波打ってると思ったらやっぱりお前が走ってたか」 

ξ;´ з`)ξ ゼェゼェ「おはよー。いやあ寝坊しちゃって」

川 ゚ -゚)「急がんとバスが出てしまう」


 二人は連れ立って走り出したが、何故かクーはノロノロ歩いている。


ξ ´ з`)ξ「クーちゃん何やってんのさー」

川 ゚ -゚)「うむ、ちょっと待ってくれ。体が沈んでしまう」


6.
振り返ったツンは顎が外れそうになった。

クーの身長が縮んでいる……いや、腰までアスファルトの中に埋もれているのだ。

彼女は泥の中を漕いで進むようにそこを歩いていた。


川 ゚ -゚)「今日は地面が柔らかいな。ちょっと引っ張ってくれないか?」

ξ ゚ з゚)ξ「え、えあっ!? う、うんとね、えーと」


眼をギュッと閉じ、両手で耳を塞いでツンは狂ったように呟いた。


ξ;´ з`)ξ「寝ボケてる、わたしは寝ボケてる、みんな夢だ……」


眼を開く。

クーはアスファルトの上にきちんと立っていた。


川 ゚ -゚)「何やってるんだ。立ったままお昼寝か?」

ξ ´ з`)ξ「え……ああ、うん、何でもない。行こう」


7.
首を捻りながらバス停まで行く。

 夢の中で多くの矛盾した世界を見過ぎたせいか、どうも現実がおかしくなっている。

ツンはカバンにくっついている妹者にこっそりを声をかけた。


ξ ´ з`)ξ「ねえ妹者ちゃん、何か変だよー」

l从・∀・ノ!リ人


妹者は何も答えない。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 学校での一時間目、現国の授業に入ると、早速眠くなってきた。

授業をする先生の声が遠くなり、うつらうつらしてくる。


ξ ´ з`)ξ。o ○(全然寝た気になれなかったからなー。うう……)


頭が重くなり、舟を漕ぐ。

8.
やがてツンの意識は深みへと沈んで行った。

 どこかで妹者の声がする。


l从・∀・ノ!リ人「ツン、ツーン!! 目を覚ますのじゃー!」

ξ ‐ з‐)ξ。o ○「何言ってんですかー、わたしのオメメはパッチリ覚めてますって」

l从#・∀・ノ!リ人「このドアホめ! 寝ボケるな! いや、寝とるが」

ξ ゚⊿゚)ξ「……ハッ!?」


 気が付くとそこは夢の世界だった。

地上にも上空にも延々とコピペの団地が続く世界。


ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あれー!? わたしさっきまで学校に……」

l从・∀・ノ!リ人「だから授業中に寝たんじゃろ。わらわがここにお前を連れて来たのじゃー。

         時間は有効に使うぞえ、内藤の部屋に行くのじゃー」

ξ;´⊿`)ξ「トホホ、先生に怒られなきゃいいけど」


9.
 団地の四階にある内藤の部屋の前に立ち、ツンはドアノブを掴んだ。


ξ;゚⊿゚)ξ「トソンちゃんの時みたいなことにならないよね……」

l从・∀・ノ!リ人「あんな闇の持ち主はそうそうおらん。

         内藤の間抜けヅラを見たじゃろ、あんなお気楽な奴が闇を抱えてるわけないのじゃ」

ξ;´⊿`)ξ「口悪いなあ、もう」


 用心しつつそっとドアを開く。

幸い何かが飛び出してくる様子はない。

ツンは部屋の中に入った。


ξ ゚⊿゚)ξ「んー、まあ普通よね」


普通と言ってもこれまで見て来た色んな部屋と同じく、混沌とした作りだ。

ツンは本棚のアルバムに近づいた。


ξ ゚⊿゚)ξ「内藤さんと変態博士ってどんな風に出会ったのかな?」
10.
l从・∀・ノ!リ人「まあ、ちっと気になるところじゃのう」


本棚からアルバムを一つ取って開く。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 内藤ホライゾン。

二十歳の男で、現在は売れない漫画家とフリーターと二足のわらじである。

職業柄、当然漫画が大好きだ。


( ^ω^)「おっおっおっ」


その日、彼は妹を伴って大ファンの漫画家、トミガシ・ハンターヒロの原画展に赴いていた。


(*^ω^)「こ、これがパンツー×パンツーの生原稿かお。感動だお。……思ったより汚ねえお」

(゚、゚トソン「向こうでトークショーやるって」

( ゚ω゚)「なんと、本物のトミガシ先生かお! これは行かねば!」

11.
 原画展はトミガシが連載している雑誌が年に数回行うイベントで、今回はVIPニュータウンの

市営体育館を貸し切って行われていた。

人込み(ほとんどが小学生だ)でごった返す中を掻きわけてトークショーの会場へ向かう。


( ^ω^)「トソン、はぐれるなお」

(゚、゚;トソン「ムギュー! 人多いなあ」


妹と手を繋いで離れないようにしながら会場へ辿り着いた時には、もう始まっていた。


(#゚;;-゚)「……それでは次はご来場頂いた皆さんから質問を募りましょう」

UロÅロU「どんと来たまえよ、君ィ」

(#゚;;-゚)「質問があるお友達は手を上げてね。……はい、そこの君」

( ><)「キメェアント編が終わったら次はどんな展開なんですか?!」

UロÅロU「うむ、取材のため五年ほど休載する予定だ。次!」

⌒*リ´・-・リ「キノレアくんはどうなっちゃうんですかー、やっぱゴソくんの前から消えるの?」

UロÅロU「何にも考えてねえ。次!」
12.
(・∀ ・)「せんせー、こんなとこで油売ってないで仕事してくださーい」

UロÅロU「それは断固拒否する。次!」


内藤も必死に手を上げ、アピールした。


( ^ω^)∩「はーいはーい、僕僕僕! 質問ありますお!」

∩( ФωФ)∩「我が輩我が輩! 我が輩も質問があるのであるぞー!!」


内藤の他にもいい年こいた大人が負けじと両手を振り回している。

子供だらけの会場で目立つ内藤よりも更に年上で、明らかに三十路付近の年齢だ。

白衣姿なのも異様だった。

 司会のお姉さんは困った顔で笑った。


(#゚;;-゚)「えーと……大きなお友達は小さなお友達に譲ってあげてね」

(#ФωФ)「やかましいわボケ、こっちは大人料金で入ってるのであるぞ! 優遇しろ!」

(;^ω^)「おっさん必死すぎるお」

13.
(#ФωФ)「誰がおっさんであるか。

        我が輩が納得行かんのはツズクたんの下着のデザインじゃあ!

        雑誌掲載時のをモデルに下着姿をフルスクラッチしたのに単行本で修正しくさって、

        我が輩の苦労を返せ!」


キュートが眉根を寄せて内藤に囁いた。


(゚、゚トソン「フルスクラッチって?」

( ^ω^)「えーと、確かフィギアを一からぜーんぶ自分で作ることだお」

UロÅロU「ふむ、逆に考えたまえよ君ィ。君はむしろ雑誌掲載時の限定モデルを作った、と……」

( ФωФ)「む……」

UロÅロU「君はそのフィギアを人に見せるたびにウンチクを語れるじゃないか。

      “単行本とデザインが違うじゃないかって? わかっちゃいないな。

      これは雑誌掲載時のモデルなのさ……”と」

( ФωФ)「おお! ウロコ・フロム・マイアイズ!」

14.
UロÅロU「もう質問はないな? そろそろわたしは失礼する」

(#゚;;-゚)「あ、あのちょっと先生、まだお時間が……」

UロÅロU「早いとこドラクエを終わらせてペルソナに手を付けなければならん」


 トークショーは予定時間をはるかに繰り上げてお開きとなった。

子供たちが散っていく中、その中年男だけがしきりに感心した様子で頷いている。


( ФωФ)「さすがトミガシ・ハンターヒロよ。休載は多いがやはり天才であるな」

( ^ω^)「そこはあんたに同意だお」

( ФωФ)「フフフ、君もそう思うか。我が輩はロマネスク、よろしく」

( ^ω^)「内藤ホライゾンだお。こっちは妹の……」

(゚、゚トソン「トソンです。はじめまして」

( ФωФ)「リアル妹持ち……だと……?」


 ロマネスクは眼鏡の位置を直しつつトソンの姿を上から下まで無遠慮にジロジロ見た。

彼女は上下とも古着屋で買い揃えた服を着ており、カジュアルだが地味な格好だ。
15.
(゚、゚;トソン「な、何か……?」

(*ФωФ)「三次にしては悪くないのであるな、フフフ」


彼は懐から名刺を取り出し、内藤に渡した。


( ФωФ)「トミガシ作品を愛好する同志としてこれを渡しておくのである。

        我が輩、工場を経営しているから仕事に困ったら来るといい」

( ^ω^)「おっ、社長さんだったんですかお」

( ФωФ)「工場長だがまあ似たようなもんであるよ。

        おっと、ODA・A一郎先生のトークショーが始まってしまう! さらば!」


呆気に取られている二人を残し、ロマネスクは白衣をひるがえしてその場を去った。


三(#ФωФ)「ODA先生、あんたの漫画にはロリ成分が足りなさ過ぎますぞーっ!

          せめてロビソたんの幼女時代をもっと克明に……」


呆然としてその姿を見送る。
16.
トソンが感想を呟いた。


(゚д ゚;トソン「なんか……世の中には色んな人がいるんだね」

(;^ω^)「まったくだお……」


内藤は手の中に残った名刺を見た。


( ^ω^)「工場か。まあ、一度電話して時給が良ければ行ってみるお」

(゚、゚トソン「前のバイト首になっちゃったもんね」

( ´ω`)「僕が悪いんじゃないんだお。どこもかしこも不景気なんだお」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 以上がアルバムから得られた情報だ。

ツンは頭を掻いた。


ξ;゚⊿゚)ξ「内藤さんとロマネスクにはこんな馴れ初めがあったのね」

17.
l从・∀・ノ!リ人「つくづく変態博士じゃのう。

         あそこまで他人の目を気にせず行動出来るのは見上げたもんじゃが……」

ξ ゚⊿゚)ξ「内藤さんの人物相関ルームは?」


妹者はストローを指先に乗せ、くるくる回した。


l从・∀・ノ!リ人「向こうなのじゃー」

ξ ゚⊿゚)ξ「よっしゃー」


 ドアを開け、中に入る。

床や壁一面に貼られた写真を見て回ると、ロマネスクの写真があった。

“同志”というキャプションがついている。


ξ;゚⊿゚)ξ「ど、同志……」

l从・∀・ノ!リ人「深く考えてはならんのじゃ。写真を寄越すのじゃー」

ξ ゚⊿゚)ξ「ほい」

18.
床から写真を剥がして妹者に渡す。

彼女がシャボン玉からドアを作ってそこにロマネスクの写真を張り付けている間、ツンはふと

床の一覧に視線を走らせた。


ξ ゚⊿゚)ξ「……?」


トソンと内藤の関係について書かれたメモに、眉根を寄せて腕を組む。


l从・∀・ノ!リ人「さあ、行くのじゃ! ……どうしたのじゃー?」

ξ ゚⊿゚)ξ「あれー。内藤さんとトソンちゃんって血が繋がってないんだ」

l从・∀・ノ!リ人「人んちの事情に首を突っ込むもんじゃないぞえ」

ξ ゚⊿゚)ξ「ん、そうだね」


気にはなるが今考えるべきことじゃなさそうだ。

 ロマネスクの写真が貼られたドアをくぐる。

別のどこかの団地に出た。

19.
ξ ゚⊿゚)ξ「ふむ、ここか」


別にどうってことない、他と同じ団地の同じドアだ。

ツンはドアノブを引っ張ったが、20センチほど開いてそこで止まってしまった。

いくつものドアチェーンでドアと壁が内側から繋ぎ止められている。


ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あれ!? 防犯対策ばっちしじゃない」

l从・∀・ノ!リ人「うぬぅ、こちらが夢渡りをするのを見越して予防線を張っておったか。

         引き千切るのじゃー!」

ξ;>⊿<)ξ「ふんぬぐぐ、ふんぬぐぐぐぎがががが……!!」


顔を真っ赤にして全力を込めるが、鎖はビクともしない。


ξ;×⊿×)ξ「ダメだー、こりゃ切れないよ」

l从・∀・ノ!リ人「頭を使ってみるかえ。何とか腕一本くらいは入るじゃろ」

ξ ゚~゚)ξ「う~ん……」

20.
 隙間に腕を突っ込んでみるが、指先は虚空を掻くばかりでどこにも届かない。


ξ ゚⊿゚)ξ「届かない……」

l从・∀・ノ!リ人「ステッキを使ってみたらどうじゃ?」


ツンは左手の甲に意識を集中させた。

ステッキの文様のメダルが飛び出し、ポンと弾けて実体を持つステッキと化す。

 それを逆さに持ってもう一度隙間に腕を入れる。


ξ;‐⊿゚)ξ「どうだ!?」


かすかに見える部屋の中にはアニメのポスターがべたべた貼られていて、棚は完成したのから

製作途中らしきものまでフィギアがずらりと並んでいる。

ツンは何とか一番近い、壁際の棚にあるアルバムを取ろうとした。


ξ;‐⊿゚)ξ「もうちょい、もうちょい……」


21.
ステッキの取っ手がアルバムに引っかかる。

引っ張ると床に落ちた。

そのふちを更にステッキで引っかけ、こちらに手繰り寄せる。


ξ ‐ з‐)ξ。o ○「やった、やっ……ん!?」


どこかで何か歌声のようなものと、たくさんの靴が床をリズミカルに叩く音がする。

 ツンは定規を片手に握って机の上に突っ伏している自分に気付いた。


ξ ´ з`)ξ「ありっ!?」

( ゚∋゚)川 ゚ -゚)(・∀ ・)( ><)ミセ*゚ー゚)リ(゚、゚トソン「マイムマイムマイムマイム~♪」

ξ;´ з`)ξ「へ!?」

( ゚∋゚)川 ゚ -゚)(・∀ ・)( ><)ミセ*゚ー゚)リ(゚、゚トソン「マイムべっかんこ~♪」


 自分の周りの机が後ろにどけられ、教室に広場が出来ている。

そしてツンと彼女の机を取り囲んだクラスメイトたちが輪になってマイムマイムを踊っていた。

22.
ξ;゚ д゚)ξ


ツンが口を開けて体を起こすと、彼らはぴたりと動きを止めた。


( ゚∋゚)「起きたか?」

(゚、゚トソン「今日から授業中に居眠りした人にはこのような処置を施すことになりましたので」

川 ゚ -゚)「そういうことだ」

ξ;゚ з゚)ξ「そ、そうだったんですか」


思わず頷く。


( ゚∋゚)「さあ、これで今日の授業は終わりだ。みんな気を付けて帰れ」

川 ゚ -゚)「はーい」

ξ;´ з`)ξ「終わり!? だってまだ一時間目……」

川 ゚ -゚)「何言ってる、もうこんな時間だぞ」


クーが指差した教室の時計には長さの違う針が十二個あり、それぞれ無茶苦茶に回転していた。
23.
ξ;´ з`)ξ「ああ、うん、クーちゃんが言うならきっとそうなんだね」

川 ゚ -゚)「そうだとも」


 みんなが教室を出て行ってしまうと、ツンは妹者に食いついた。


ξ;´ з`)ξ「妹者ちゃん、妹者ちゃーん! 何か変だよぉ!!」

l从・∀・ノ!リ人

ξ ´ з`)ξ「妹者ちゃん……?」

l从・∀・ノ!リ人 ポロリ


妹者の頭が不意に取れた。

床に落ちてグチャリと潰れる。


ξ ゚ з゚)ξ「フギャアアア!!」


思わず胴体の方も投げ捨てた。

 手に付着している、どろどろに溶けた妹者の頭の一部がひんやり冷たい。
24.
ツンはその匂いを嗅ぎ、舐めて見た。


ξ ´ з`)ξ「アイスクリーム……?」


床に落ちた妹者の胴体と頭はすでに溶けて液体となり、原型を留めていない。

 いよいよわけがわからなくなってきたツンは必死に頭を働かせた。


ξ;´ з`)ξ「えっと、妹者ちゃんと夢の世界へ行った。ここまではオケー。

         で、きっと夢の世界で何かが起きたんだ。

         その何かが現実に影響を……それともこれも夢?」


とりあえず教室を飛び出す。

廊下に並ぶ窓辺からは血のように赤い夕焼けの日差しが差し込んでいた。


ξ ´ з`)ξ「最後に見た夢は確か、変態博士の部屋からアルバムを取ろうとしたんだっけ。

         それから~、えーと……」


25.
 曲がり角を前にして立ち止まる。

何かがこっちの様子を窺っている。


ξ;´ з`)ξ「……?」


ひたり、ひたりと足音を忍ばせて、その生き物は物影から出てきた。


( ゚д゚ )


大きさが象くらいある犬で、顔だけ人間という姿だ。

エジプトのスフィンクスにちょっと似ている。

業火じみた赤黒い毛皮は輪郭がかすかに霞んでいて、蜃気楼のように曖昧だ。


ξ ゚ з゚)ξ「!?」

( ゚д゚ ) フゥゥウ……


異様に長く赤い舌を出しながら、こっちにやってくる。

26.
ξ ´ з`)ξ「あんたがこのヘンな世界の番犬ってワケね。しつけ直してあげるわ!」


右手を差し出し、手の甲に意識を集中させる。


ξ ´ з`)ξ「メタボリックチェンジ!!」


シルクハットとステッキを抽象化させたメダルの文様が浮かび上がって来て、手の甲から飛び出し、

光を放って炸裂した。

自分の体が砕けるような感覚があり、すぐに飛び散った全身がまた戻ってきて一か所に固まる。


ξ ´ з`)ξ三ξ ´⊿`)ξ三ξ -⊿-)ξ三ξ ´ з`)ξ「―――!!」


太いまんまのツンが光の中から現れた。

丸太のように太い腰と肩、ボールみたいに真ん丸い顔、だらしないカーブを描いて伸びる足。


ξ ´ з`)ξ「愛、勇気、そして肥満! ハイパーメタボリックエンジェル参じょ……あれ!?」


変わったのはコスチュームだけで、中身はいつもの太いツンのままだ。
27.
自分の体を見下ろそうと身をよじると、腹回りのボタンが一つプチンと飛んだ。


ξ;´ з`)ξ「ひいい、どうなってるんですかーっ!」

( ゚д゚ ) ガァァア―――!!


 顔は人間なのに咆哮は獣だ。

血の霧の鼻息を吐き出し、怪物はこっちに向かって走ってきた。


ξ ゚ з゚)ξ「ギャー!!」


迎撃するにしても逃げるにしても、重たい体が邪魔でどうにもならない。

ツンは突撃してきた怪物の頭突きを食らい、廊下を吹っ飛んだ。


ξ ; з;)ξ「ホゲェェエ!!」


幸いスーツの防御能力は機能しているが、身体能力が普段の自分のままではどうにもならない。

廊下の突き当たりまで転がってゆき、コンクリートの壁にぶつかって止まる。

28.
ξ > з<)ξ「ぐえっ」

( ゚д゚ ) フゴォ、フゴォ


 ゆっくりと歩いて来てツンとの間合いを詰めると、怪物は深呼吸するような仕草をした。

息をたんまり吸い込んでから僅かに仰け反り、それから炎を吐き出す。

 コンクリートにめり込んだ体を何とか引っこ抜いたツンは、階段の方へ飛び退いて(というか

体の丸みを利用して転がって)逃れた。


ξ;> з<)ξ「あちちち、あちちちちち!!」


廊下をゴロゴロ転がり落ちる。

踊り場を回って土間まで来ると、彼女の体は下駄箱に突っ込んでやっと停止した。

ぶつかった衝撃で頭上の箱が一つ二つ開き、中の上履きが落ちてきてツンの頭にぶつかる。


ξ;´ з`)ξ「いたた、いたたた! こりゃいかん、この格好じゃ手も足も出ないよ!」


ツインテールの先端が少しコゲている。
29.
あの炎が直撃したらいかにこのスーツでも防ぎきれまい。


ξ;´ з`)ξ「現行開始以来の大ピンチだよ、ど、どうしよ~……」


 階段の上に怪物の影が落ちた。

荒く呼吸する音と共にゆっくりこっちに降りてくる。


ξ ´ з`)ξ(夢……そうだ、夢ん中だ! 一度眠ってあっちの世界に行けば何とか)


ツンは体の上に積もった上履きをどかしてそこから這い出し、校舎を飛び出した。

自宅に向かって走る。


川 ゚ -゚)「ツーン、引っ張ってくれー」


途中、クーがアスファルトに首まで沈んで溺れているのを見かけた。


ξ;´ з`)ξ「ごめーん、ちょっと忙しいのー」

川 ゚ -゚)「そうか。まあこれもなかなか悪くないけど」
30.
横を通り過ぎ、バス停までやって来ると、そこのベンチで横になった。

何とか眠ろうと意識をぼやけさせる。


ξ ‐ з‐)ξ「……」


眠れるわけがない。

幸い怪物はこちらを見失っているようだが、どこかであのフゴォフゴォという息遣いがした。


ξ;´ з`)ξ「い、痛いから嫌だけどこれしかない!」


ツンは起き上がると、周囲を見回した。

コンクリートブロックを積んだ民家の壁がある。


ξ ゚ з゚)ξ「フオオオ!!」


そこに向かって全速力で走り、顔面からぶつかった。

眼の中で火花が飛び散り、意識が弾け飛ぶ。

31.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 気が付くと夢の狭間の世界だった。

ロマネスクの部屋から取り出したアルバムを手にしている自分に気付く。


ξ ゚⊿゚)ξ「ハッ?!」

l从・∀・ノ!リ人「どうしたんだえ」

ξ;゚⊿゚)ξ「い、妹者ちゃん! 良かった、溶けちゃったかと思った」

l从・∀・ノ!リ人「何言ってるんじゃお前は」


ツンは現実世界で起きたことを話した。

 話を聞き終えた妹者は、宙に浮かんだまま顎を手で撫でた。


l从・∀・ノ!リ人「お前が寝ボケてるのでないのなら、それは間違いなく“霧の猟犬”なのじゃー」

ξ ゚⊿゚)ξ「霧の……? 何それ」

l从・∀・ノ!リ人「ミストライダーの産み出した怪物なのじゃー。大戦中に散々手を焼いたわい」

32.
ξ;゚⊿゚)ξ「大戦って……いや、今はそんなのいいわ。どうすればいいの?」

l从・∀・ノ!リ人「奴は現実世界を侵食し、歪める力を持っているのじゃ。

         恐らくロマネスクの部屋に手を出したら放たれる罠だったんじゃろ。

         奴はそのアルバムを取り返しに来るぞえ、お前の命ごとな」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと待って、それだと辻褄が合わないよ!

       だってこの部屋に来る前に……」

l从・∀・ノ!リ人「夢の世界には過去も未来も現在もないからのう、色々混同しとるんじゃろ」


妹者はため息をついて口元を歪めた。


l从・~・ノ!リ人「しかしかなり厄介なのが来たのう。今のお前のレベルで戦うのは無茶なのじゃー」

ξ;゚⊿゚)ξ「え、えぇぇ!?」

l从・∀・ノ!リ人「いいかえ、奴の最大の弱点は……」


急に頭の奥に頭痛が現れ、それが妹者の声を遮った。

割れ鐘が頭の中でガンガン響いて彼女が何を言ってるのかよくわからない。
33.
l从・∀・ノ!リ人「正面切っ……戦……な……矛盾に惑わさ……ず……お前の……ートの……」


最後の一言だけはかすかに聞こえた。


l从・∀・ノ!リ人「お前のハートの強さが武器に……」


 頭の中で妹者の声と頭痛が溶けあって何もわからなくなりかけた時、ツンは目を覚ました。

ずきずきする額を押さえる。


ξ ; з;)ξ「いたた、いったああい!!」


大きなタンコブが出来、血まで滲んでいた。


ξ ´ з`)ξ「この方法はやっぱり問題があっ……」


頭の上から吹きつけてくる生臭い空気に気付き、ツンは顔を上げた。

目前に霧の猟犬の顔があり、今まさに自分の体をめいっぱい広げた口で噛もうとしている。


34.
( ゚д゚ ) !?

ξ ゚ з゚)ξ「ひぎいいいい!!」


気絶していると思っていたツンが突然起きたので向こうもビックリしている。

正気に戻るのはツンの方が僅かに早く、横に転がってその顎から逃れた。

バクン、と虚空を牙が捕らえる。


ξ;´ з`)ξ「わたしはおいしくないよー!」


 何とか立ち上がって走り出す彼女を霧の猟犬はどこまでも追って来た。

名前に偽りはなく、訓練された猟犬に等しい恐るべき執念深さだ。

 背後で息遣いが更に荒くなるのが聞こえる。


( ゚д゚ ) フゴォ、フゴォ

ξ;´ з`)ξ「うひぃ、火が来るぅ!!」


すぐ隣に貯水池がある。
35.
炎が空気を焦がしながら押し寄せる寸前にツンは柵を乗り越え、そこに飛び込んだ。


ξ ゚ з゚)ξ「ぶぷっ」


相手がこちらを見失っている間に反対側まで泳ぎ、岸へと這い上がる。

脂肪が浮きになるせいか、泳ぎはそんなに苦手な方じゃない。


( ゚д゚ ) ウゥゥウ……


見つかった。


('A`)「やあ姉ちゃん、見てくれ! 人間キャンドルだぜ」


向こう岸で火ダルマになったドクオが嬉しそうに踊っている。

 逃げても逃げても猟犬は追ってくる。

向こうの図体を見越し、ツンは狭い裏路地に入った。


ξ;´ з`)ξ「ここなら入って来れないだろうけど、でもどうしたらいいかな……」
36.
妹者の最後の言葉を思い出す。

“お前のハートの強さが武器に……”

 霧の猟犬はツンの臭いを嗅ぎ付け、裏路地を覗き込んだ。


│д゚ )│

ξ;´ з`)ξ「こ、こっち見んなっ」

( ゚д゚ ) ベロォ


口から垂れた恐ろしく長い舌が伸びて入り込んでくる。

先端がツンの足首に巻き付いた。


ξ ゚ з゚)ξ「うわっ!?」


引っ張られ、転ぶ。

霧の猟犬はツンを引っ張り出そうと舌を巻き戻した。



37.
 放置されたガラクタや空き缶に翻弄されながら引きずられつつも、ツンは必死に妹者のセリフの

意味を考えていた。


ξ;゚ з゚)ξ(わたしのハートの強さが武器に……わたしのハートの……)


 霧の猟犬はツンを丸飲みしようと大きく口を開いている。

まるで地獄の底に続いているみたいに深く、暗く、大きな口だ。

 絶望が心を満たし始めた。

パニックが喉元まで悲鳴となって這い上がってくる。


ξ;´ з`)ξ(諦めちゃダメだよ!! わたしはハイパーメタボリックエンジェルでしょ!)


右手の中に何かが引っ掛かった。

それを思わず手で掴む。


ξ ´ з`)ξ「ん……?」


38.
ビール瓶だ。


l从・∀・ノ!リ人“お前のハートの強さが武器になる”


手の中にあるものを理解すると、ツンはそれを地面に叩き付けて割った。

体を起こして足首に巻きついている舌に切れ口を突き刺す。


(;゚д゚ ) グエッ!?


 霧の猟犬は苦痛に身悶えし、ツンを放り捨てた。


ξ;> з<)ξ「ぐえっ」


大通りに投げられてアスファルトの上を転がる。

それでもツンは重たい体を揺すって出来る限り早く起き上がり、手の中のビンを構え直した。


ξ ゚ з゚)ξ「ふぉりゃああああ!!」


39.
苦痛に身悶えする霧の猟犬の、その右足の膝に向かって突きを放った。

体ごとぶつかっていった彼女に対し、寸前で立ち直った猟犬は前足で横へ跳ね飛ばした。


ξ   )ξ「―――!!!」


ツンの体はきりもみしながらゴミの集積所に突っ込んだ。

 霧の猟犬は苦痛に猛り狂い、傷口から蒸気のように血の霧を噴き出す舌を巻き戻すと、ゴミに

埋もれたツンに向かって体当たりをかけた。


( ゚д゚ ) フゴォォオオ―――!!


コンクリートに囲われた集積所は粉々に砕け散り、霧の猟犬はそれでもなおゴミをまき散らしながら

奥の駐車場へと走り続けた。

だがその速度は少しずつ落ちてゆき、やがて駐車場の真ん中でぴたりと止まった。


ξ ゚ー゚)ξ


40.
変身後の姿になったツンが、相手の眉間に片手を当てて押し留めているのだ。

 霧の猟犬はツンを寄り切ろうとありったけの筋力を込めたが、ピクリともしない。


:( ゚д゚ ) : フ……フゴォォ……!!

ξ ゚⊿゚)ξ「勇気だけがこの世界じゃ武器になるってワケね」

:( ゚д゚ ) : フゴォオ!!


霧の猟犬はそのまま口を開き、炎を吐こうと深呼吸を始めた。


ξ#゚⊿゚)ξ「お行儀の悪い子ね、口は閉じてなさい!」


だがすぐにツンがつま先で顎を蹴り上げ、口を無理やり閉じる。

バクン!!

 蹴りの威力によって怪物はその巨体ごと宙に跳ね上がり、一回転して駐車場の車の上に落ちた。

乗用車が潰れてペシャンコになる。


( ゚д゚ ) フゴォ!!
41.
すぐに跳ね起き、身ぶるいして気を取り直すと、再びツンに向けて舌を放った。

真っ赤な舌が伸びてツンの右腕に巻き付く。


ξ ゚ー゚)ξ「お散歩に行きたいのかしら」


 ツンは逆に両手でその舌を掴み、思い切り引っ張った。

限界まで伸びたゴムヒモが縮むみたいにして、勢い良く霧の猟犬がこっちに飛んでくる。


( ゚д゚ ) フゴ……!?

ξ#゚⊿゚)ξ「地獄で良ければ連れてってあげるわよォ!!」


カウンターを取る形でその鼻っ面に左の拳をブチ込む。

ズドン!!

 一直線に吹っ飛んだ霧の猟犬の舌は伸縮の限界点を越え、途中でブチンと切れた。

後ろのマンションに突っ込む。


ξ#゚⊿゚)ξ「さんざんかわいがってくれたじゃない、こんなもんじゃ済まさないわよ」
42.
腕に巻き付いた舌を解いて捨てる。

 コンクリートを抉ってマンションにめり込んでいた霧の猟犬は、そこから何とか脱すると、

最後の抵抗とばかりに深呼吸を始めた。


( ゚д゚ ) フゴォ、フゴォ


ツンもまた、両手を組み合わせて銃の形にする。

両手の指先に全身の熱が集まり、閃光が一点に収束して光の球を成した。


ξ ゚⊿゚)ξ「カロリィィイ……」

( ゚д゚ ) フゴォオ―――!!

ξ ゚⊿゚)ξ「ブレイク!!」


二人が切り札を放ったのはほぼ同時だった。

光球と火炎は空中でぶつかる。


( ゚д゚ ) !?
43.
光球は火炎を押し戻し、霧の猟犬の口の中に炎もろとも突っ込んだ。


( ゚д゚ ) ゴクン


一瞬の後その巨体は更に風船のように膨れ上がり、目鼻からエネルギーが溢れ出す。

ツンは両手で耳を塞ぎ、首を竦めた。


ξ∩>⊿<)∩

( ゚д゚ ) フゴォォォォ―――!!!


数秒後に許容量の限界を越え、霧の猟犬の体は針で突かれたように破裂した。

パ―――ン!!


ξ∩‐⊿゚)∩「うわお」


血の霧を振りまいて散り散りになり、それもすぐに風に飲まれて消える。

 すぐに周囲の風景がグラリと歪み、すぐに元に戻った。

44.
さっきの戦いの爪痕は消え失せ、町は元通りだ。


ξ;゚⊿゚)ξ「これで元通り……だよね?」


まだ夢と現実の区別がはっきりつかない気がする。

ツンは日当たりのいい高台にある公園に行くと、草むらで仰向けになった。

眼を閉じる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――津田さん、津田さん!

ξ ‐ з‐)ξ「……んん?」

(゚、゚トソン「起きて下さいよ!」


クラス委員、トソンが眉間にしわを寄せてこっちを見下ろしている。

ツンは突っ伏していた机から顔を上げた。


45.
ξ ´ з`)ξ「はっ!? マイムマイムは!?」

(゚、゚トソン「寝ボケないで下さい。次は教室移動ですから、ここは鍵閉めますよ」

ξ ´ з`)ξ「んあっ? あ、ああ、うん。どこへ?」

(゚、゚#トソン「第二講堂ですってば! もう、夜更かしばっかしてるからですよ。

      いいですか、この気の弛みがちな時期こそきっちり勉学に励まなければ……」

ξ;´ з`)ξ「ああ、はい、うん、わかりました。死ぬほど反省してます」

(゚、゚トソン「結構。教室から出て下さい」


教科書とペンケースを持ち、教室を追い出されるようにして出る。

 妹者がこっそり話しかけて来た。


l从・∀・ノ!リ人「とんだ夢の大冒険だったのう」

ξ ´ з`)ξ「あ、やっぱ夢じゃなかったんだ」

l从・∀・ノ!リ人「変態博士の記憶はちゃーんと持ち帰ったぞえ。帰ったら見るのじゃー」


 ツンは頷き、ふと聞いてみた。
46.

ξ ´ з`)ξ「これってホントに現実だよね……?」

l从・∀・ノ!リ人「胡蝶の夢ってやつかのう。あんま深く考えん方がいいぞえ」

川 ゚ -゚)「ツーン、引っ張ってくれー」


途中、廊下でクーに声をかけられ、ギョッとする。

彼女は掃除用ロッカーの中に引っ掛かって抜けなくなっていた。


ξ;´ з`)ξ「な、何やってはるんですか」

川 ゚ -゚)「お前をおどかそうと思って隠れようとしたら抜けなくなってしまった」

ξ ´ з`)ξ








つづく……

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