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ξ ゚⊿゚)ξの殺人計画はシンプルなようです

「ロック・ストック&トゥースモーキンズバレルズ」って映画が最高過ぎて思いついた。
イギリス映画はセンスがいい。

書いていただいた絵。感謝感激  8334d0c942650baac5173bb292128afa.jpg




1.
その日の朝のこと。

夫を出張へ送り出した後、ツンは寝室へ向かった。

自分の化粧台からアドレス手帳を取り出す。


ξ ゚⊿゚)ξ(大丈夫。きっとうまく行くわ、これに添って行動さえすれば……)


ある決心を込めてそれを台に置き、予定表の項を開いた。

数時間単位で細やかに今日一日の予定が書き込まれている。

午後二時の予定にはこう書かれていた。


『クーを殺す』





ツ ン の 殺 人 計 画 は シ ン プ ル な よ う で す



2.
一ヶ月ほど前から念入りに計画し、考えに考えを重ねて書き上げた予定表だ。


ξ ゚⊿゚)ξ(手順に狂いがなければ必ず上手く行くわ。何事もなく2:00まで到達すれば……)


眼を閉じてクーの顔を思い浮かべる。

私より白い肌。

私より細い腰。

私よりでかい乳。

何もかもが気に入らないあの女。

憎悪を燃料にひとしきり魂をたぎらせ、ツンは手帳をポケットに入れて立ち上がった。

服を着替え、防寒用のコートを着込み、台所からアイスピックを取り出して懐に忍ばせる。

すっかり用意を整えてから寝室に飾った写真立てに眼をやった。

夫である内藤、自分、それからクーの三人が笑顔で写っている。




3.
クーの顔を見ると再び暗い憎悪が燃え上がってきた。

ツンはアイスピックを取り出して振り被り、NINJAのようにそれを写真に投げた。


ξ ゚ o゚)ξ「オアタアー!」


彼女の想像ではピックはクーの眉間に命中する筈だった。

しかし大きく目標を反れて開けっぱなしの窓の外へ飛び出し、何かに突き刺さる音がした。

スカン!というちょっと気持ちのいい音だった。

慌てて窓に飛び付き外を見ると、隣の奥さんの脳天にアイスピックが突き刺さっていた。

  ||
  T
J( 'ー`)し「……」
  ( )
  | |

芝刈り機を今まさに物置から取り出そうとしていた奥さんがゆっくりこっちを振り向いた。

そしてツンを見ると同時に倒れた。


4.
ξ ゚⊿゚)ξ「はうっ?!」


窓から転がるようにして飛び出し、ツンは柵を乗り越えて隣家の敷地に入った。

慌ててピックを引っこ抜くと噴水のように血が噴き出す。

まるでクリスマスのシャンパンだ。


ξ ゚⊿゚)ξ「ひ、ひいい!!」


泡を食って再び傷口にピックを突き刺し栓をすると、とりあえず血は止まった。

しかし困った。

ピックなしでは計画が狂ってしまう。

あれこれ考えた結果、ツンは傷口の大きさが大体奥さんの小指と同じくらいということを発見した。

そこで奥さんのぐったりした手を取り、ピックの代わりに彼女の小指を傷の穴に突っ込んでおく。


ξ ゚ー゚)ξ「ふう、これで一安心! さあ、そろそろ出発しないと」


5.
家を出たツンは手帳を広げ、予定表の一番上を見た。

8:00 家を出てVIPカフェへ向かう

時計を見る。

時間通りだ。問題ない。

自宅のガレージに乗り込み、エンジンをかけてバックする。

がつん!!

すぐに内臓が引っくり返るような衝撃が背中から突き抜けた。


ξ ゚⊿゚)ξ「はうっ!?」


サイドミラーを見ると自転車のタイヤがカラカラ回っているのが見えた。

だけど何か角度がおかしいというか、変な場所で回っている。

タイヤがあの位置にあるということは、自転車は真っ二つに折れていなければおかしい。

ツンは車を下りた。

真っ二つに折れた青年が道路に転がっていた。
4.
(´p `)「……」

ξ ゚⊿゚)ξ「……あ、あのー……」


ツンはいまだかつてこんな曲がり方をしている人体を見たことがなかったので、

こういう風に曲がっても人間は生きていられるのかどうかちょっと判断がつかなかった。

そこで脈と呼吸を確かめると確かに両方止まっていたので、死んでいるのだと思った。

よくみると彼はさっき脳天の風通しが良くなった奥さんの息子だ。

どうしたものかしばらく悩み、それからはっとして時計を見る。


ξ ゚⊿゚)ξ「い、いけない! 遅れちゃう!」


とりあえず自転車は自宅のガレージへ入れておく。

青年の死体はトランクに入れようとしたのだが、体が変なふうに曲がっているので、

どうしてもつかえてしまう。


ξ ゚⊿゚)ξ「どっどどっどうしようどうしようどうしよう、ど、ど」
5.
ツンは考えた。

中途半端に曲がっている体を掴み、更に力を加えてもう90度だけ曲げてみた。

これで彼の体は折り畳み式の携帯電話みたいにコンパクトになった。

トランクに入れ、額の汗を拭う。


ξ ゚ー゚)ξ「一時はどうなることかと思ったわ」


人通りがなくて良かった。

車を改めて発進させ、道路に出て次の目的地へ向かう。

駅前のVIPカフェはツンが考え事をしたいときや一人になりたいときによく使う行き着けの店だ。

店の正面の道路を一本挟んだところにある駐車場に車を置き、ツンは信号を待った。

この信号はどういうわけだか昔からやたら変わるのが遅い。

ぼんやり待っているうちに、この時間を何か有効に使えないかツンは考えた。




6.
ξ ゚⊿゚)ξ(そうだ、今のうちにピックの使い方を練習しておこうかしら)


すぐ近くにある人目のない狭い路地に入り、ツンはアイスピックを取り出した。

宙に向かって素振りする。


ξ ゚⊿゚)ξ「えいっ、えいっ」


いまいちピンと来ない。

何か手ごろな的がないかとあたりを見回すと、ゴミ袋が山積みになっていた。

それに狙いを定めてピックを振り下ろす。


ξ ゚ o゚)ξ「オアタアー!」


スカン!

いい音がした。まさかまた誰かの頭に!?

ツンはどきどきする胸を押さえてゴミを掘り起こした。

7.
だが出てきたのは何かのスプレー缶で、ツンのピックはそれに突き刺さっていた。


ξ ゚⊿゚)ξ「ふう、ビックリした!」


ピックを勢い良く引き抜くと、金属部分が擦れあって火花が散った。

その瞬間、缶はツンの手の中から勢い良く飛び出した。

そう言えばスプレー缶の注意書きには大抵、中に残ったガスに引火すると爆発すると書いてある。

だが今回のケースに関しては穴からちょっとずつガスが噴き出していたので、

ミサイルのようになったんだろうとツンは考えた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


从'ー'从「ううう、寒い、寒いよぉ……」


やや遅く目覚めた女子大生、渡辺はベッドから這い出し、ストーブに向かった。

スイッチを押したがつかない。灯油が切れているようだ。

8.
裏口から灯油の入ったポリタンクを持ち出して部屋に戻る。

それをストーブに移していると外で何か叫び声が聞こえた。

「オアタアー」とかそんな、ブルースリーに似た感じの。

何だろうと思い路地裏に面した窓を開くと、何か火を吐くものが飛び込んできた。


从'ー'从「あれれー?」


それはストーブとポリタンクの方へ吸い込まれるように飛んでいった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


ずん、と胃袋が痺れるような震動が真上であった。

ツンが口を開けてスプレー缶ミサイルが入っていた部屋を見上げていると、部屋の中から

地獄の火炎がくしゃみしたような炎が噴き出した。


ξ ゚⊿゚)ξ「はうっ!?」

9.
火を吐いた窓から人型のものが飛び出してきて、ツンの目の前に落ちた。

まだ燃えている。

なんていうか、良く燃えている。


ξ ゚⊿゚)ξ「……黒人?」


いや、これは物理的にコゲてるだけだ。

でもコゲる前にどんな肌の色だったかはわからないから、黒人であった可能性もゼロじゃない。

だけどマイケルジャクソンの例を考えると……あれは実はコゲた白人のコゲが落ちただけなのでは?

物思いにふけっていたツンは時計を見た。


ξ ゚⊿゚)ξ「いけない、予定が!」


運良く信号が青になったところだ。

ツンは路地から駆け出し、横断歩道を渡ってカフェに入った。


10.
9:00 カフェへ行く 朝食を取る


なんとか九時ぎりぎりにカフェに入れた。

店内は背広を着た男女や暇そうな学生などで溢れ返っている。

空いていたカウンター席に腰を下ろし、紅茶とモーニングサービスを注文する。

今朝のメニューはツナサンド、トマトサラダ、ゆで卵だ。

紅茶は頭がはっきりするように濃い目に入れてもらった。

何しろここからが大切なのだから。


ξ ゚⊿゚)ξ(これを使えば……)


懐から小ビンを取り出す。

中には透明な液体がいっぱいに入っていた。

インターネットで調べて作った毒薬だ。

一滴でも体内に入れば血を噴き出して死ぬだろう。

11.
アイスピックと毒薬の二段重ねの策。

どちらか片方が成功すればいい。

後はチャンスを待つだけだ……


―――――――――――――――――――――――――――――――


一方、警察は通報を受けてツンのお隣さん宅、それから消火の終わった渡辺宅へおもむき、

そこに転がる物言わぬ死体を確認していた。

  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「これは死んでるな、弟者」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「ときに兄者、かなり死んでいる」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「現場は二つともそれほど離れていない。うーん……」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「同一犯である可能性もなきにしもあらずというところだな」


鑑識が死体の周囲を舐めるようにして調べている。

刑事の流石兄弟がそれを横目に話していると、兄者のケータイが鳴った。
12.
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「俺だ。わかったか? ……ふむふむ。なるほど。ありがとう」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「どうだった?」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「こいつはかなり根が深そうだ、弟者」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「どういうことだ」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「さっきの現場で死んだ女と死んだ息子の夫で父親のショボンは……」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「ん? 誰の誰だって?」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「だから死んだ二人の夫で父親だよ。同一人物だろ、その二つは」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「それもそうだな」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「死んだ二人はショボンの麻薬ビジネスに加担していたんだ。

        で、罪をチャラにする代わりに夫の罪を証言するよう司法取引していたらしい」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「こっちで焼け死んだ女子大生の方は?」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「ショボンの愛人だったようだな。こっちは大学で麻薬をサバいてたらしい」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「なるほど、こいつは臭うな」

13.
  ∧_∧
弟(´<_`  )「つまり拘留されてるショボンが外の部下とかに命令して……」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「自分のビジネスについて漏らしそうな奴を片付けたのかも知れん」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「ありえるな」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「何とか奴の尻尾を掴もう」


―――――――――――――――――――――――――――――――


そしてこちらはこの町の麻薬ビジネスを一手に牛耳っていた男、ショボン。

彼が面会室に行くと顧問の弁護士が強化ガラスの反対側にいた。


(´・ω・`)「もう話は済んだ筈だぞ。俺は裁判に勝とうとは思ってないよ」


ショボンは溜め息をついた。


(´・ω・`)「さすがに疲れた。罪を受け入れてここで死ぬよ」

( ><)「いえ、そうじゃないんです」
14.
(´・ω・`)「まさか妻と息子が司法取引を受け入れなかったのか?

      なあ、頼むよ、納得させてくれ。俺はここで死ぬのが当然の悪党なんだ。

      あの二人はただ巻き込まれただけで、俺は本当に済まないと思っていて……」

( ><)「聞いて欲しいんです、ショボンさん。実は三人とも殺されたようなんです」

(´・ω・`)「殺された!? 三人って、妻と息子と……まさか」

( ><)「渡辺さんです。息子さんは行方知れずですが自宅前に大量の血痕があって、恐らく……」

(´・ω・`)「何だと……」

( ><)「誰の仕業かはまだわかってません。警察は多分、あなたが命令したと考えてるんです」

(´・ω・`)「バカ言うな!」

( ><)「わかってます、あなたはそんなこと言ってないんです」


ショボンは頭を抱え、涙をにじませた。

絶望はすぐに暗い怒りへと変わる。


(´・ω・`)「誰がやったかすぐに調べろ! 借りを万倍にして返せ!」
15.
( ><)「わかったんです。ドクオに連絡を取るんです。それからもう一つ」

(´・ω・`)「何だ?」

( ><)「コリアンマフィアとの取引はどうするんです? すっぽかすワケにはいかないんです」

(´・ω・`)「お前らで勝手にやれ!」

( ><)「あなたがいないと話が進まないんです」


面会時間は終わった。

弁護士は部屋を出ると携帯を取り出し、殺し屋の番号をプッシュした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


そしてまたツンのいる喫茶店。……の、カウンター席の一番隅っこ。

コーヒーを飲んでいたドクオのケータイが鳴った。


('A`)「あー、俺だ」

( ><)「僕なんです。仕事があるんです」
16.
('A`)「あんたか。ってことはショボンさんの依頼かい?」

( ><)「そんなとこなんです」

('A`)「で、悪い子は誰かな?」

( ><)「ショボンさんの妻子と愛人を殺した奴がいるんです」

('A`)「ああ、テレビでやってたな」


喫茶店の端っこに置いてあるテレビでは今朝起きたばかりの二つの殺人事件を流している。


( ><)「探し出して始末して欲しいんです」

('A`)「オーダーは?」

( ><)「念入りに嬲り殺すよう直々のお願いなんです。もししくじったら……」

('A`)「おいおいおい、誰と話してると思ってるんだ? ん? 俺の傷を見せただろ」


ドクオには体中に弾痕が残っている。

文字通り歴戦の傷ってやつだ。

17.
('A`)「この世界に入る前は傭兵だったんだぜ。

    ベルファレスト、旧ユーゴ、イラクの三つで俺は合計9回撃たれた。

    3発はまだ腹の中に残ってる。だが生き残った。何でかわかるか、弁護士さん」

( ><)「さあ……」

('A`)「最後の戦場になったイスラマバードで撃たれた時、確かに俺は誰かに捕まった。

    敵にじゃねえ、わかるか? 冷たくてでっかい手が俺の体をそっくり丸ごと鷲掴みにしたんだ。

    そいつがまあ、どう言葉にしていいかわからんが、俺を連れ去ろうとしてるってわかった。

    だが恐怖で小便とクソを漏らしながら俺は『そいつ』に言ってやったんだ……」


一方、ドクオから三つ離れた席に座ったツンは小ビンをいじり回していた。


ξ ゚⊿゚)ξ(これを飲み物とかに混ぜてクーに飲ませれば……あ、あれ?)


ねじ蓋が外れない。

きつく巻き過ぎたか。

18.
力いっぱいねじると勢い良く引っこ抜け、中身の液体が飛び散る。


ξ ゚⊿゚)ξ「あわ、あわわわわ」


ウェイトレスがちょうどツンのカップにお代わりを注いでいるところだった。

それから客を見渡し、カップが空っぽだったドクオのところへ来た。


lw´‐ _‐ノv「お代わりいかが?」


ドクオは無言で「貰うよ」とジェスチャーし、カップを差し出した。

熱いコーヒーが注がれる。


('A`)「で、俺は言ったんだ。『クソッタレ! おととい来やがれ!』ってな。

    気がついたら野戦病院さ」


ひきたての豆の香りを楽しみつつ、ドクオは一口すすった。


19.
('A`)「ふぅ、それにしてもここのコーヒは美味いな。香りが違うよ。

    どこまで話したっけかな、そう、それで……うま、コーヒー、うま…う、う、ウボァー!!!」    


ドクオは天井に届かんばかりに、コーヒー混じりの血を真上に向かって吐き出した。

ツンが蓋を引っこ抜いたときに飛び散ったのがコーヒーポットに入ってたらしい。

ひとしきり盛大に色んなものを吐き出し、ドクオはカウンターに突っ伏した。

握ったケータイがしきりに彼の名を呼んでいる。


ξ ゚⊿゚)ξ「ひ、ひいい!」


店内は悲鳴で満ち溢れ、騒然となった。

ツンは一目散に店を飛び出した。

だが食い逃げで捕まっては目的が果たせないと思い、すぐに来た道を戻ってカウンターにカネを置いた。

それから車に乗り込み、時計を見る。

ちょうど時間だ。

20.
ξ ゚⊿゚)ξ(いろいろあったけどいよいよね。さあ、電話しなくちゃ)


ケータイを取り出してクーを呼び出す。

すぐに繋がった。


川 ゚ -゚)「ツンか」

ξ ゚⊿゚)ξ「ええ。お昼、まだだったら一緒に食べに行かない?」

川 ゚ -゚)「いいよ。今からニューソク亭に行くとこだけど」

ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあそこで落ち合いましょ。すぐ行くわ」

川 ゚ -゚)「わかった」


クーはバードウォッチングが趣味で週末になると郊外の山へ行く。

その途中で必ず毎回同じレストランで食事を取るのだ。

ツンは改めてメモを見た。


12:00~12:30 一緒に食事してなし崩し的に山へ同行
21.
ξ ゚⊿゚)ξ(人気のない場所で殺して埋める。完璧だわ)


キーを差し、車を発進させる。

郊外へ続く国道沿いのレストラン、ニューソク亭で二人は出会った。


ξ ゚⊿゚)ξ「ハァーイ、クー」

川 ゚ -゚)「よう」


一緒に店に入って席につく。

ツンはニコニコ愛想良くしていたが、その内側では憎悪がみなぎっていた。


ξ ゚⊿゚)ξ(この掃除機マンコ! どこのチンコも手当たり次第に吸い込みやがって! 死ね!)

川 ゚ -゚)「さーて、何食べよっかな。これにしよう、VIP定食」

ξ ゚⊿゚)ξ「じゃ、私もそれで」


料理が来るまでの間、二人は少し雑談をした。

22.
川 ゚ -゚)「ダンナはどう? 元気にしてる?」

ξ ゚⊿゚)ξ(ムキー!! ヌケヌケと!)


ツンの計画の発端は夫・内藤の浮気であった。

彼の態度が最近よそよそしいとは思っていたのだが、ある日クーと内藤が

二人で町を歩いているところを見てしまったのだ。

ツンとクーは高校時代からずっと親友同士だったが、ツンは自分の中に

彼女に勝てる部分があるとは一度も思ったことがなかった。

クーは美人でモテた。

勉強も運動もバツグンだった。

唯一彼女に勝てたと思ったのは、平凡だが優しい内藤と結婚して幸福な家庭を築いたことだった。

男性から引く手数多に関わらずクーは独身主義を貫き通し、結婚する気がまったくなかったからだ。


ξ ゚⊿゚)ξ(それがよりによって私の夫に手を付けるとは……うぐぐ)

川 ゚ -゚)「どうした? そんなに腹が減ってたのか?」
23.
ξ ゚⊿゚)ξ「え? ううん、何でもないわ。あはは……」

川 ゚ -゚)「?」


この女をブチ殺せば内藤もきっと目を覚ますに決まっている。

ツンはそう信じて疑わなかった。


ξ ゚⊿゚)ξ「それよりあんたはどうなの、やっぱり結婚しないの?」

川 ゚ -゚)「ん? ああ、うん……」


クーは言葉を濁した。


ξ ゚⊿゚)ξ(ん? 罪悪感でダメージを受けてるのかな?)

川 ゚ -゚)「まあ、何て言うか、私は……」

ξ ゚⊿゚)ξ「なに?」

川 ゚ -゚)「世間一般で言うところの結婚ってのは、私には無理っていうか」

ξ ゚⊿゚)ξ(人の夫と浮気してるからか! このガバマン!)
24.
川 ゚ -゚)「ま、いいじゃん。その話はさ」


彼女は一方的に話を打ち切り、運ばれてきた料理を食べ始めた。

食べ終えてからコーヒーを飲むあいだ、ツンは作戦を開始した。


ξ ゚⊿゚)ξ「ねえ、バードウォッチングって楽しい?」

川 ゚ -゚)「まあな」

ξ ゚⊿゚)ξ「ねえ、一緒に行っていい? どうせ暇だし」

川 ゚ -゚)「えっ? あー……まあ、うん。いいけど」

ξ ゚⊿゚)ξ(よし。第一段階は成功だわ)


悪路を走るらしいのでツンは自分の車をパーキングメーターに置き、クーの四輪駆動車に乗った。

目的地へ向かう途中、ツンは車内にあったペットボトルを手に取った。


ξ ゚⊿゚)ξ「これ飲んでいい?」

川 ゚ -゚)「ああ。いいけど全部飲むなよ」
25.
ξ ゚ o゚)ξ「オアタアー!」


そのままボトルを窓の外に投げ捨てる。


川 ゚ -゚)「おい!?」

ξ ゚⊿゚)ξ「ごめん、腐ってたから思わず」

川 ゚ -゚)「腐ってた? さっき買ったばっかりだぞ」

ξ ゚⊿゚)ξ「飲み物なら私も持ってるから大丈夫よ、ほら」


自分の持っていたジュースのペットボトルを見せる。


川 ゚ -゚)「そうか、ならいいけど。お前は時々ワケのわからないことするな」

ξ ゚⊿゚)ξ(第二段階は終了だわ。後は毒を入れて飲ませるタイミングを計るだけ)

川 ゚ -゚)「見えてきた。あの山だ」




26.
あまり高い山じゃないが木の密度は高く、人家もまったくない。

ツンにとっては好都合だ。


ξ ゚ー゚)ξ(ふふん、計画通りよ。順調だわ)


―――――――――――――――――――――――――――――――


少しだけ時間は遡り、ツンが喫茶店を出た頃。

ドクオの連れのジョルジュがトイレから出ると、大騒ぎになっていた。

「警察を呼べ!」「し、死んでる!」「毒だ、毒に違いない」

みんなが好き勝手なことをわめきながら行ったり来たりしている。


( ゚∀゚)「おお!?」


さっきまで自分が座っていた席に眼をやると、その隣で友人ドクオが死んでいた。



27.
駆け付けたジョルジュは彼の脈に触れた。

死んでいる。


\( ゚∀゚)/「ナンテコッタイ ……ん?」


彼が手にしたケータイがしきりにドクオの名を呼んでいる。

ジョルジュは彼の指からそれを抜き取った。


( ゚∀゚)「あのー」

( ><)「ん? その声は……」

( ゚∀゚)「俺はジョルジュですが」

( ><)「ああ、ドクオのパートナーの。ドクオは今、何してるんです?」

( ゚∀゚)「ドクオは死んだようです」

( ><)「何ですって!? 本当なんですか?」



28.
( ゚∀゚)「そう言われるとちょっと自信がないです」

( ><)「ちゃんと調べて欲しいんです!」


ジョルジュはドクオの口元に手をやった。

息はしてない。

それから瞼をめくった。

白目を剥いている。


( ゚∀゚)「死んだようです」

( ><)「うーん、殺し屋まで殺られるとは……」

( ゚∀゚)「いったい何事なんですかね?」

( ><)「ちょうどいいんです、ジョルジュさん、仕事受ける気はないですか?」

( ゚∀゚)「それはもしかして、本当ならドクオが受ける予定だったんですか?」

( ><)「そうなるんです。どうですか?」

( ゚∀゚)「いいですよ。ドクオのカタキだ」
29.
( ><)「じゃあお願いします」


簡単な説明を聞いた後に電話を切り、ジョルジュはウェイトレスに詰め寄った。


( ゚∀゚)「おい、真っ先に店を出たやつを見なかったか」

lw´‐ _‐ノv「えっ? それなら確か……」


ウェイトレスが外を見たので、ジョルジュもそれにならった。

ちょうどツンが店の駐車場から車を出したところだった。

ジョルジュは店を飛び出して自分の車に乗り込み、ツンを追った。

自分が殺し屋なら一刻も早く現場を離れるだろう。

ということはあいつがやった可能性がもっとも高い。

やがてその車はニューソク亭で止まり、別の女と会って店内へ入っていった。





30.
( ゚∀゚)「ん? 下手人は女か?」


ちょっと意外だ。

しかし昔から毒殺と言えば女の仕事だ。

また犯罪の影に女ありとも言う。

車を駐車場に止めて双眼鏡で店内を覗くと、女二人が食事しているのが見えた。


( ゚∀゚)「うーん、いまいち確信が持てないな」


取り出しかけたケータイをしまう。

あやふやな情報をビロードに送れば無闇に混乱させることになる。


( ゚∀゚)(さらって吐かせるか。よし、後をつけよう)


ダッシュボードの拳銃を確認し、店を出た二人を追う。

彼女たちはうまい具合に郊外の山の方へ向かっているようだった。

31.
ツンとクーは山の入り口で車を停めて下りた。

ツンは背を向けてアイスピックを確認した。


ξ ゚⊿゚)ξ(何か毒とかまだるっこしくなってきたわ……今すぐこれで……)


ツンが向き直るとクーはハンティングナイフを抜いて刃を拭っていた。

恐ろしく鋭利だ。

思わずピックを持った手を引っ込める。


川 ゚ -゚)「いいナイフだろ? ボーイナイフって言うんだ」

ξ ゚⊿゚)ξ(何の、不意をつけばまだ……)


しゃんっという冷たい金属の音がしてツンはまた振り返った。

クーが刃渡り1mほどの長さの山刀を鞘から抜き、油を引いている。


ξ ゚⊿゚)ξ「そ、それは? 雛見沢のおみやげ?」

32.
川 ゚ -゚)「何言ってんだ。ちゃんと油を塗らないと植物の汁で切れなくなるからね」

ξ ゚⊿゚)ξ(と、とっくみあいになれば短い刃物の方が有利……)

川 ゚ -゚)「よっと」


クーは猟銃を取り出して弾丸を詰め始めた。

シャキッとレバーを引いて初弾を装填する。


ξ ゚⊿゚)ξ「と、鳥を見に行くんじゃないの!?」

川 ゚ -゚)「あーいや……実は、鳥を狩りに行くんだよ」


クーは気まずげに言った。


川 ゚ -゚)「女が狩猟が趣味って言うとあんまり聞こえが良くないから秘密にしてたんだ。

     騙すつもりじゃなかったんだけど」

ξ ゚⊿゚)ξ「う、ううん、いいのよ。私も何かこう、狩りに興味があったりして!」

川 ゚ -゚)「そうか。じゃあ行ってみようか」
33.
ξ ゚⊿゚)ξ(な、なんという計算ミス……でも、でもまだ毒があるわ!)


この山道だ。

クーはきっと喉が乾くだろう。

「ジュースくれないか?」彼女がそう言った時がチャンスだ。

二人は獣道を登り始めた。

山刀を持ったクーが先頭を歩き、邪魔な木の枝や藪などを切り開いて行く。

ツンはそれについてゆくのがやっとだ。


ξ ゚⊿゚)ξ「ぜーっ、ぜーっ! ね……ねえ、ちょっと休まない?」

川 ゚ -゚)「ん? いいけど」


二人は岩に腰を下ろした。





34.
ξ ゚⊿゚)ξ「すごい体力ね……」

川 ゚ -゚)「お前がヤワなんだよ。太ったんじゃないか?」

ξ ゚⊿゚)ξ(黙れバキュームカー女! 死ね! いいや、殺してやる!)

川 ゚ -゚)「あ、ツン。ちょっとこれ持ってて」

ξ ゚⊿゚)ξ「え?」


クーはツンに猟銃と山刀を押し付け、藪の中に入っていった。


ξ ゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと! どこ行くの?」

川 ゚ -゚)「自然が呼んでるんだよ、いいから大人しく待ってろ。そこを動くなよ」

ξ ゚⊿゚)ξ「え? あ、ああ。用足しね」


チャンスだ。

ツンは小ビンを取り出した。

喫茶店で半分ほどばら撒いたがまだ十分残っている。

35.
ξ ゚⊿゚)ξ(若干手間取ったけど、結局は予定通りだわ……ウフフ、死ぬがいい!)


加えて手の中にある猟銃のことを思い出した。

これで撃ち殺すという手もある。


ξ ゚⊿゚)ξ(でも命中させる自信が……うーん。あ、これが安全装置かな?)


引き金のすぐ近くにあるレバーをいじくり回す。


――――――――――――――――――――――――――――――――


ツンとクーを追って山に入ったジョルジュは完全に道に迷っていた。

戦場を離れて数年、すっかり体力が落ちている。


( ゚∀゚)「ぜぇー、ぜぇー、くそ、一体どこいったんだあいつら!」


汗を拭ってあたりを見回すと、風が女の声を運んできた。

36.
銃を抜いて足音を立てないよう、そっと風上へ向かう。

案の定大きな岩のところにツンが一人でいて、こちらに背を向ける形で座っている。

ジョルジュはその後頭部に銃口を突き付けた。


( ゚∀゚)「動くな!」

ξ ゚⊿゚)ξ「え?!」


驚いて振り向いた拍子に、ツンが抱えていた猟銃の引き金に指がかかった。


ξ ゚⊿゚)ξ「あ」

( ゚∀゚)「バカ、動くなって言って……」


ズキューン!

甲高い銃声が山に木霊した。




37.
ジョルジュは眼をかっと見開いたまま、震える手で自分の左の耳に触った。

弾丸の形に耳たぶに穴が空いている。


( ゚∀゚)「こ、殺す気か!?」

ξ ゚⊿゚)ξ「ちちちち違うのよ!! たまたまなの、ほんとたまたま! 事故! 暴発!」


ツンは猟銃を地面に落とし、両手をばたばた振って必死に否定した。

だがジョルジュは彼女に銃口を向けたままだ。

殺してやりたいがここで殺してしまっては何にもならない。


( ゚∀゚)「手を上げて銃をこっちに蹴飛ばせ」

ξ ゚⊿゚)ξ「わ、わかった」


ツンは言われた通りにし、ジョルジュは足元に来た銃を更に蹴って遠くへやった。




38.
( ゚∀゚)「おい、お前に聞きたいことがある」

ξ ゚⊿゚)ξ「あなた誰!? 何で私に銃を向けてるの?」

( ゚∀゚)「そんなのどうでもいい! くそ……」


ここまでの道程とたった今起きた出来事の興奮で喉がカラカラだ。思ったように声が出ない。

これじゃあ質問どころじゃない。

視線はツンの足元に落ちているペットボトルに向かった。

銃を構えたまま油断なくそれを拾い上げる。


( ゚∀゚)「これ、お前のだろ? 貰うぞ」

ξ ゚⊿゚)ξ「えーと、あのね、それは、えっとね……」

( ゚∀゚)「ゴクゴクゴク。ふう、生き返った! こいつはうま……う、う、ウボァー!!!」


赤い滝みたいな吐血をして倒れる男をツンは唖然と見ていた。

何だこの男?

39.
悩んでいる暇もなくハッとクーのことを思い出し、慌てて死体を岩の影に隠す。

ズボンを引き上げながらクーが慌てた様子で戻ってきた。


川 ゚ -゚)「なんだ、暴発か!?」

ξ ゚⊿゚)ξ「う、うん、そうみたい。これって安全装置かなーと思っていじってたらいきなりバーンて」

川 ゚ -゚)「脅かすな! 心臓が止まるかと思ったぞ。……ん? 私の銃は?」

ξ ゚⊿゚)ξ「えーとえーと、あっち。びっくりして投げ捨てちゃった」

川 ゚ -゚)「もう……」


クーは猟銃を拾いに行った。

ツンの足元には空っぽのペットボトルが落ちている。


ξ ゚⊿゚)ξ(あああ……あのバカ、全部飲んじゃった)


計画はもうメチャクチャだ。失敗と言わざるを得ない。

やはり自分はどうやってもクーに勝てないのか……
40.
しょんぼりしてボトルを拾おうとした時、男が拳銃を持っていたことを思い出す。

岩の影に近付くと確かにその屍は銃を握ったままでいた。

しかし指ががっちりグリップに食らいついている。


ξ ゚⊿゚)ξ「この! この! この!」


踏んでも蹴っても離れない。


川 ゚ -゚)「どうした? 何してる?」

ξ ゚⊿゚)ξ「ええと……虫よ、虫! もう払ったわ」

川 ゚ -゚)「そうか」


誤魔化して舌打ちする。


ξ ゚⊿゚)ξ(後で取りに来よう。にしても、とんだ収穫だわ! これならまだ何とか……)


また銃声がした。
41.
どさりと重いものが落ちる音がし、クーが走り出した。


川 ゚ -゚)「やった! 仕留めたぞ、見てたか今の?」

ξ ゚⊿゚)ξ「えっ?」

川 ゚ -゚)「ほら、見ろよ」


クーは地面に転がっている死にたてのキジを見せた。


ξ ゚⊿゚)ξ「す、すごいわ」

川 ゚ -゚)「だろ? キジの肉は美味いんだ」

ξ ゚⊿゚)ξ(今仕掛けるのはマズイわ……撃ち合いになったらイヤだし、勝てる気がしないわ)

川 ゚ -゚)「よーし、どんどん行こう!」


しかしそれからは結局何も獲れず、夕暮れ近くになって二人は車に戻った。

ツンの車が置いてあるところまで向かい、そこで別れる。


42.
ξ ゚⊿゚)ξ「楽しかったわ」

川 ゚ -゚)「ああ。それからツン」

ξ ゚⊿゚)ξ「ん?」

川 ゚ -゚)「……えーと……実は大事な話があるんだけど……」

ξ ゚⊿゚)ξ「え?」


クーは頭を掻いたりして言い難そうにしている。

もしかして浮気のことを告白するつもりか?

ツンは身構えた。


川 ゚ -゚)「やっぱりいいや。今日は疲れてるし、またいつか」

ξ ゚⊿゚)ξ「話してよ。何のこと?」

川 ゚ -゚)「いつかな」


クーは自分の車に戻り、去った。

43.
ツンはすぐに山へ取って返し、岩のところへ戻った。

アイスピックを使ってどうにか死体から銃を引っ剥がす。


ξ ゚⊿゚)ξ「これがあれば……」


立ち去ろうとしてふと、死体に振り返る。

このままほったらかしはまずい。

ここは多分狩猟区だろうから、また誰かが来るかも知れない。

埋めようとかと思ったがそれもまずい。

もしその誰かが猟犬を連れていて、掘り起こされたりしたら?

結局ツンは死体を引きずり、へとへとになって山を降りた。

死体をトランクに入れようとして、すっかり忘れていたお隣の息子と対面する。


ξ ゚⊿゚)ξ「あ、そうだった。どうしよう」


一人でも何とか入るってくらいなのに、二人は無理だ。
44.
ξ ゚⊿゚)ξ「えーと、えーと、あ、そうだ!」


ツンは死体の口元にこびりついた血を綺麗に拭き取り、服の泥を払い落とした。

それから助手席に座らせて腕を組ませる。

瞼を閉じさせたら眠っているように見えなくもなくなった。


ξ ゚⊿゚)ξ「顔色はこうして私の化粧道具でちょいちょいと……うん、完璧だわ」


ツンは車を出し、家路を急いだ。

後はどうやってクーを丸腰の状態で人気のない場所へ呼び出すかだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


ショボンファミリーの弁護士ビロードは車に乗って家路についていた。

ちらりとダッシュボードに置いたケータイを見る。


( ><)「うーん、ジョルジュから連絡がないんです。おかしいんです」
45.
これから一体どうすればいいのか考えを巡らせているうちに信号で引っかかった。

何気なく隣の車を見るとそこにジョルジュがいた。


(;><)「あいつは!? 何でこんなとこに」


ウィンドウを開いて呼ぶと彼はゆっくりとドアに持たれかかり、額をガラスに押し当てた。

瞼がうっすら持ち上がってどんよりした眼でこっちを見ている。

ビロードはケータイをかけてみたが、やはり何の反応もなかった。

そうこうしているうちに信号が変わり、ジョルジュを乗せた車は遠ざかっていった。


(;><)「あれ? こっちに気付いてるのに、何で出ないんですか!?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


一方その頃、ツンがさっきまでいた山中では、ジョルジュの死体から滑り落ちたケータイが

空しく着メロを流し続けていた。

46.
帰宅したツンは助手席のジョルジュの死体を見た。

ちゃんと座らせておいたのに何時の間にかバランスが崩れ、窓に額をくっつける形になっている。

しかも死後硬直だか弛緩だか知らないが閉ざした瞼が持ち上がっていた。

まるで窓の外を見ているような姿勢だ。


ξ ゚⊿゚)ξ「どこに捨てに行こうかな……うーん」


悩んだ挙句、死体を風呂場で細かく刻んでバラバラに解体した。

それを全部ディスポーザー(生ゴミを砕いて下水に流すミキサーみたいな機械)にぶち込んで処理する。


ξ ゚ー゚)ξ「やれやれ、今日は忙しい日だったわ! シャワー浴びて寝よっと」


シャワーを浴びていると何かグニュッとしたものを踏んだ。

床を見ると赤黒い肉の塊が落ちていた。

ジョルジュのベロだ。忘れていたらしい。


47.
風呂上がりにベロをディスポーザーに放り込みながら、ツンは工場の跡地のことを思い出した。

数年前に閉鎖された牛タンの真空パックを作る工場が近所にある。

すでに廃墟と化して忘れ去られ、近付く者もいない筈だ。


ξ ゚⊿゚)ξ「あそこなら銃声がしても平気だわ。近くに人家もないし……よし」


だがこちらからクーを人気のない工場へ呼び出すのはいかにも不自然だ。

向こうは何か言い難い話があるような様子だった。

そのうちすると言っていたから、持ちかけられたらあの場所を指定すれば……


―――――――――――――――――――――――――――――――――


数日後、証人が残らず消えたため、ショボンは証拠不充分で釈放された。

留置所を出た彼は自宅の豪邸へ戻り、椅子に腰を下ろした。


(´・ω・`)「で、三人を殺した奴はまだわからないのか」

48.
( ><)「まったくわからないんです」
∧∧
(,,゚Д゚)「警察の捜査も難航してるようですぜ」

( ><)「ところで、ちょっと僕の話を聞いて欲しいんです」

(´・ω・`)「何だ?」

( ><)「下手人はともかく、黒幕はコリアンマフィアかも知れないんです」

(´・ω・`)「?」

( ><)「連中にとってもっとも痛手を被るのは今回の取引がパーになることなんです。

      そして取引を進めるにはショボンさん、あなたがシャバにいなくては困るんです」

(´・ω・`)「……」

( ><)「僕の考えではジョルジュは向こうに寝返ったと思うんです。

      下手人始末の仕事を受けたドクオを殺し、そのままトンズラしたとしたら?

      現に連絡がまったくつかないんです」
∧∧
(,,゚Д゚)「おい、ドクオは仕事の電話中に死んだんだろ? 受けたとは限らないじゃないか」

(´・ω・`)「いや、あいつが断る理由はない。きっと受けただろう」
49.
(´・ω・`)「それにウチで始末の仕事があれば必ずドクオに行く。

      それを見越していたと考えられなくもないが……」
∧∧
(,,゚Д゚)「ジョルジュも殺されてるだけじゃないんですかい?」

(´・ω・`)「いや、ビロードが姿を見たと言っていた。女とどこかへ向かう途中だったそうだ」
∧∧
(,,゚Д゚)「そりゃ間違いなくトンズラですね……」

(´・ω・`)「すべて仮定だが確かにコリアンマフィアの連中が一番怪しい。

      今晩の取引は警備を増やせ! 連中が変なを動きをしたら皆殺しだ」
∧∧
(,,゚Д゚)「わかりました。取引場所はどこにします?」


――――――――――――――――――――――――――――――――


ショボンの邸宅のすぐ近く、駐車場に置かれたバンの中では、流石兄弟が息を潜めていた。

  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「ふふん、ペラペラ喋ってくれるじゃないか」



50.
ギコのネクタイに仕込んだ盗聴機が邸宅内部の会話をヘッドホンに運んでくる。

これで奴個人の罪は帳消しだ。

  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「言っただろ? 人間は『これで一安心』ってとこで尻尾を出すんだぜ」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「何とまあ、ショボンが本当に被害者だったとはね」
  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「しかし、となると奴の妻子と愛人を殺したのは一体……?」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「コリアンマフィアの可能性が高いな。今晩の取引も何か起きるかも」


――――――――――――――――――――――――――――――――――


明日はツンの夫が出張から帰って来る日だ。

電話が来るなら今日しかない。

やきもきしながら待っていると待望の呼び出し音が鳴った。

クーからだ。


川 ゚ -゚)「話があるんだ。とても大事な話」
51.
ツンはニヤリと笑って言った。


ξ ゚⊿゚)ξ「人に聞かれちゃマズイ話でしょ? いいとこがあるの。

      うちの近所に牛タン工場の跡地があるから、そこで今晩十二時に」

川 ゚ -゚)「わかった。十二時だな」


――――――――――――――――――――――――――――――――


(´・ω・`)「いつも通りの時間で牛タン工場だ。向こうに連絡して用意しとけ」
∧∧
(,,゚Д゚)「十二時ですね。わかりました」


――――――――――――――――――――――――――――――――

  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「聞こえたな? 十二時に牛タン工場の跡地だ」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「警察隊の出番だな」



52.
そして深夜12時、牛タン工場跡地。

まず完全武装の警察隊が見張り、そこにショボンファミリーとコリアンマフィアが現れ、

最後にツンとクーがやってきた。

工場の広間にマフィア、休憩室にツンとクー、外をぐるりと警察隊が囲んでいる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


クーは朽ち果てた廃工場内を見回した。


川 ゚ -゚)「確かにここなら誰にも聞かれそうにないな」

ξ ゚⊿゚)ξ「でしょ。銃声がしたって誰にも聞かれないわよ」

川 ゚ -゚)「それで話って言うのは……」

ξ ゚⊿゚)ξ「それはどうでもいいの」


ツンは銃を抜いて相手に向けた。

クーの切れ長の目がいっぱいに見開かれる。
53.
川 ゚ -゚)「おい!?」

ξ ;⊿;)ξ「あなたが……あなたが今日、謝りに来たのか私に内藤さんと別れるように

       言いに来たのか、それは知らないしどっちでもいいわ。

       でも私はあなたを殺さずにはもういられない」

川 ゚ -゚)「ツン、話を聞け!」


銃口から逃れようとクーは両手で体を庇った。


川 ゚ -゚)「そうじゃない、違うんだ!」

ξ ;⊿;)ξ「あなたは私からみんな持って行ったわ。プライドも注目の的も、内藤さんすらも。

       あなたがこの世にいる限り、私は永遠に劣等感から逃げられないのよ」

川 ゚ -゚)「ツン……」

ξ ゚⊿゚)ξ「だから、死んで」


次の瞬間、クーはドアから飛び出した。

54.
引きかけた引き金から指を離し、ツンはクーを追った。

弾を無駄に使ってはならない。

確実に当たると判断したときだけ撃つと決めていた。


ξ ゚⊿゚)ξ「クー、クー! 逃げられないわよ!!」

川 ゚ -゚)「頼むから話を聞いてくれ!」

ξ ゚⊿゚)ξ「どっちにしろあなたを殺すわ!」


クーは物置のような場所に立て篭もった。

内側から放置されていた雑多なダンボールやら何やらを積み、バリケードを作る。

ツンはドアに体当たりしたがビクともしなかった。


ξ ;⊿;)ξ「ひっ……ひっく、ひっく」


泣きながらドアに額を押し当て、膝から崩れ落ちる。


55.
ξ ;⊿;)ξ「殺したいの、殺したいの! お願い、クー、あなたを殺させて!

       実はあなたを殺そうってずっと考えてて、それで私は計画立てて、

       でもあの一緒に狩りに行った日に隣のおばさんの頭にアイスピック刺しちゃって

       それで息子さんも轢き殺してカフェで全然知らない人を間違えて毒殺して、それでそれで、

       なんか山でも知らない人が勝手に毒入りのジュース飲んで死んで、

       これだけ全然関係ない人ばっかり殺しまくったのに肝心のあなたが殺せないなんて、

       私は……私はもう、何が何だか……」


狂ったように胸のうちをすべてぶちまけてしばらくすると、クーがドアの反対側で小さく返事をした。

ツンは今、彼女がどんな表情をしているのだろうと思った。


川 ゚ -゚)「私をずっと憎んでたのか……?」

ξ ;⊿;)ξ「そうよ! そうよ!! 昔からずっとそうよ!!!」


ツンはドアを銃の台尻でドカドカ殴りまくった。

56.
ξ ;⊿;)ξ「許して、クー。私は信じられないくらい惨めな女だわ。でも、あなたを許せないの」


しばらくのあいだ彼女がすすり泣く声だけがあたりに満ちた。


――――――――――――――――――――――――――――

∧_∧
<ヽ`∀´>「どうもニダ。このたびはお互いに有益な取引ができたニダ」

(´・ω・`)「まったくだ」


お互いに後方に多数の部下を控えさせたまま、そんな挨拶をした。

ボロボロのテーブルの上で大きなトランクを二つ、交換する。

ニダー側が麻薬、ショボン側が札束だ。

∧_∧
<ヽ`∀´>「ところで奥さんと息子さんがご不幸にあったって聞いたニダ。お悔やみするニダ」

(´・ω・`)「……」

(;><)(ま、まずい! ショボンさんがキレかけてるんです!)

57.
(´・ω・`)「あー……君らは何か知らないのかな? その殺しについて」
∧_∧
<ヽ`∀´>「? 何でそんなこと聞くニダ。疑ってんのかニダ」

(´・ω・`)「まあね」


さっと雰囲気が変わり、お互いの温度が冷たくなる。

数人が懐に手を伸ばした。

∧_∧
<ヽ`∀´>「今回の取引をする為にあんたを無罪にしたと、そう言いたいのかニダ」

(´・ω・`)「そうかも知れないね」
∧_∧
<ヽ`∀´>「ふざけてんニカ?」

(´・ω・`)「一番得をするのが誰か考えたんでね」

(;><)「落ち付いて欲しいんです、ショボンさん! 証拠は何もないんです!」


ビロードは顔から血の気が引いてゆくのを感じていた。

ショボンは怒り狂って我を忘れ、目の前にいるのが妻子と愛人のカタキと信じ切っている。

58.
クーの静かな声がドアの反対側から聞こえてきた。


川 ゚ -゚)「ツン、お前のダンナは確かに浮気してるよ。でもそれは私とじゃないんだ。それは誤解だよ」

ξ ;⊿;)ξ「何言ってんのよ、あなたが内藤さんと一緒に歩いてるとこ見たんだから!」

川 ゚ -゚)「ああ……それは私が内藤を問い詰めようと思って……」

ξ ;⊿;)ξ「ウソつかないで! もう沢山よ!」


ツンはドアに向かってめちゃくちゃに銃を撃ちまくった。


―――――――――――――――――――――――――――――――


(´・ω・`)「ふう……そ、そうだな。証拠はないんだ。撤回するよ」
∧_∧
<ヽ`∀´>「そうかニダ。こっちもちょっとアツくなりすぎたニダ」

(;><)(よ、良かった……ん?)


そんなに遠くない場所で激しい銃声がした。

59.
∧_∧
<ヽ`∀´>「裏切ったニダ!!」

(´・ω・`)「裏切ったな!!」


銃声に耳を澄ませ、視線がぶつかり、双方罵り合い、そして銃に手を伸ばす。


―――――――――――――――――――――――――――――――


ツンが弾が尽きてしばらくしてから、クーはまた語り出した。


川 ゚ -゚)「違うよ。私はあなたのダンナなんか取らない」

ξ ;⊿;)ξ「ウソよ、ウソだもん」

川 ゚ -゚)「内藤はお前の知らない女に入れ込んでるんだ。奴は出張で家を空けてるけど、それも嘘だよ。

     女とどこかへ旅行へ出かけたんだ」

ξ ;⊿;)ξ「もうやめて!」

川 ゚ -゚)「これを見てくれ」

60.
クーはドアの僅かな隙間から免許証や財布やロケットペンダントを差し込んだ。

ツンがそれらを拾い上げて見てみると、すべてに笑顔のツンの写真があった。

何故かわからないが全身を悪寒が駆け抜けた。


ξ ゚⊿゚)ξ「これ……なに?」

川 ゚ -゚)「私が好きなのは昔からずっとお前、たった一人だ」


この女はいったい何を言っているんだろう。

一体今ここで何が起きているんだろう。


ξ ゚⊿゚)ξ「あ、あの、クー、私はその」


ドアの向こう側で色々なものが動く音がし、顔を赤らめたクーが現れた。

あの熱くて溶けるような眼差しは何だろう。

なんであんな眼で自分を見ているんだろう。

ツンは自分の背筋に物凄い勢いで冷たい汗が湧き出すのを感じていた。
61.
川 ゚ -゚)「好きだ! 愛してる!」

ξ ゚⊿゚)ξ「ちょっ、やめっ、そこはダメ、アッー!」


狩猟で鍛えたクーの力に、運動不足のツンはなす術がなかった。


――――――――――――――――――――――――――――


その頃、一般車に偽装した警察車両の中では、流石兄弟が工場の中の様子を見ていた。

いがみ合う声が聞こえたと思ったら二つのマフィアは突然撃ち合いをはじめた。

  ∧_∧
兄( ´_ゝ`)「うおっ!? いきなりドンパチ始めやがった!」
  ∧_∧
弟(´<_`  )「こちら指令室! 警察隊、突入しろ!」


――――――――――――――――――――――――――――


(´・ω・`)「犬食いどもが、死ね、死ね、死ね! これでも食らえ!」
∧_∧
<ヽ`∀´>「お前ら皆殺しにしてカネも麻薬も頂くニダ、ホルホルホル! 食らうニダー!!」
62.
どこかでしきりに何か大きな音がしていた。

怒鳴り声とか破裂音とか、何か銃声っぽいものとか。

だがツンは色々とそれどころではなかったので、それらはまったく聞こえていなかった。

やがてしばらくした後。

半裸のままのツンは地面に座り込み、顔を覆って泣いていた。


ξ ;⊿;)ξ「シクシクシク……」

川 ゚ -゚)「ごめん。でも、本当にお前が好きなんだ」

ξ ;⊿;)ξ「……」

川 ゚ -゚)「ツン、真実の愛なんだ」

ξ ゚⊿゚)ξ「ト、トゥルーラブ!?」

川 ゚ -゚)「そうだろ? お互いを求め合うこの気持ちはそうに違いない」


確かにツンはクーに執着し続けていた。

これは……これはもしかして、愛だったのか?!
63.
ξ ゚⊿゚)ξ「な、なんてことかしら……これが愛だということに気付かなかったなんて!」


幼馴染への気持ちが恋愛感情だと気付くなんてラブストーリーじゃよくあることだ。

ツンは初めて眼が開かれた思いだった。


ξ ゚⊿゚)ξ「クー、私もあなたを愛してる……」

川 ゚ -゚)「ツン……」


二人は固く抱き合い、熱い口付けを交わした。

それから手を繋いでくすくす笑い合いながら工場を抜け出した。

壁一枚隔てた向こう側では、トラック一杯分ほどの弾丸を使った銃撃戦が行われていたとも知らずに。


ξ ゚⊿゚)ξ「何か騒がしかったわね」

川 ゚ -゚)「別にいいだろ、そんなこと。それより町を出ようよ。どこかで一緒に暮らそう」

ξ ゚ー゚)ξ「いいわ、あなたについてく」


64.
そして翌朝。

ニュースでしきりに牛タン工場での銃撃戦のことがやっていた。

現場にいた双方のマフィアはほぼ全員が殺されるか逮捕されたようだ。

内藤はそれをタクシーのラジオで聞いていた。


( ^ω^)「ちょっと家を空けた間にえらいことになってるお」

ζ(゚ー゚*ζ「いやーん、デレこわーい」


隣にいた若い女が抱き付いてくる。

煙草を吸いつつ内藤はその有り余るほどでかい胸を揉みしだいた。


( ^ω^)「フヒヒ、僕がついてるお」

ζ(゚ー゚*ζ「んもー、奥さんがいるクセにわ・る・い・ひ・と。次はいつ会ってくれるのー?」

( ^ω^)「しばらくは無理だお。ずっと一人にさせてたし、ツンのご機嫌を伺わないと」


二人がイチャついていると、正面から一台の車がやってきた。
65.
(;^ω^)(ん? あ、あれはツンの車だお!)


運転席にクー、助手席のツンの姿が見える。内藤は反射的に身を伏せ、姿を隠した。


ζ(///ζ「こ、こんなとこでクンニはらめぇ! 運転手さんが見てるよぉ」

(;^ω^)「バカ! そうじゃないお」


幸い向こうはこっちに気付かなかったが、ある落し物をしていった。

すれ違いの寸前にトランクから落ちた何か大きなものがバウンドし、

内藤とデレの乗るタクシーのフロントガラスに突っ込んだ。

ツンはトランクをちゃんと閉めていなかったのだ。

そこに突っ込んだまま忘れていたお隣さんの息子のせいだ。

死体の腹に腐敗ガスが溜まって風船のように膨らみ、トランクの蓋を押し上げてしまった為である。

フロントガラスに死体が突き刺さったままタクシーは迷走し、

セルフサービスのガソリンスタンドに突っ込んだ。

66.
タクシーはスタンドの給油装置に突っ込んで停止した。

ガソリンがそこらじゅうから噴き出して雨みたいに降り注ぐ。

内藤はドアを開けて逃げようとしたが、パニックを起こしたデレが離してくれない。


ζ(゚o ゚*ζ「ギャー! 死ぬー、死ぬー!」

(;^ω^)「バカ、抱き付くな、逃げられないお!」

ζ(゚o ゚*ζ「ギャーギャーギャー」

( ^ω^)「あ」


ドアの灰皿に乗せておいた葉巻がぽろりと落ちた。


――――――――――――――――――――――――――――


ツンは口を開けたまま、後方で火山が噴火したみたいな爆炎が天を突くのを見ていた。


ξ ゚⊿゚)ξ「あわ、あわわわ」

67.
川 ゚ -゚)「どうした? 今何か落ちなかったか?」

ξ ゚⊿゚)ξ「う、ううん。何でもないわ」

川 ゚ -゚)「そうか」


まあ、スタンドの従業員と運転手はいち早く逃げ出すのが見えたから誰も死んでいないと思うけれど。


川 ゚ -゚)「それより良かったのか? 内藤には何も言わないで」

ξ*' 3`)ξ「もういいの、あんな男。浮気女と一緒に地獄の炎に焼かれればいいわ。

      それよりチューして、チュー」

川 ゚ー゚)「もう、しょうがないなあ。この甘えんぼさんめ」


さあ、大好きな人と旅に出よう。

ラジオから流れるラブソングと一緒に、知らない町へ出かけよう。





おしまい
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(゚q 。川カンザイ

Author:(゚q 。川カンザイ
完全犯罪(カンザイ)
プラネットライカは隠れた名作

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