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リレー小説 第二話

カウガールなんか初めて使ったよ。

まずはルールを読むといい
目次はこちら

→第一話へ
→第三話へ


1.
(;ФωФ)「ぜえぜえ」

ノパ⊿゚)「君がぁ~行くっ道はぁ~♪」

(;ФωФ)「はあはあ」

ノパ⊿゚)「果てしぃぃなくぅ遠い~♪」


村を出て丸一日、彼らは果てしない荒野を歩き続けていた。

ロマも農作業でそこそこ体は鍛えていたが、脳筋ヒートには及ぶべくもない。

彼がすでに疲労困憊にも関わらず、彼女は呑気に拾った木の棒を振り回しながら

(指揮者のつもりか?)下手な歌を歌っていた。






リレー小説のようです

#2 道連れ


2.
ノパ⊿゚)「だのにぃぃ~なぁぜぇ~! 君はー行くぅのぉかぁぁ~♪」

(;ФωФ)「ひ、ヒート! ちょっと待つのである」


自然と彼女のケツを拝む形になっていたロマは、とうとうその場で力尽きた。

膝に手を置いて片手で汗を拭う。


ノパ⊿゚)「お? さっき休憩したばっかりじゃんか」

(;ФωФ)「そんなに急ぐことはないのである。別に目的らしい目的もないわけだし……」

ノパ⊿゚)「それもそっか! じゃあちょっとだけ一休みだぞ」


手頃な岩に腰かけ、つかの間の休息を取る。

ロマは水筒を片手に地図を広げた。


( ФωФ)「グビグビ。ああ、ひとこごちついた……」

ノパ⊿゚)「今どのへんだ?」

( ФωФ)「うーん、地図が古くてよくわからないのである」
3.
ロマが手にしているのは蔵に保管されていた古い地図だ。

村人は生まれ故郷である村からほとんど出ない為、他に誰も持っていなかった。


( ФωФ)「この道をまっすぐ行けば宿場である……筈」

ノパ⊿゚)「大丈夫だって、まっすぐ歩いてりゃどっかにつくさ!」

(;ФωФ)「お前の言う通りにしたら間違いなく野垂れ死にである……」


大分体力も回復してそろそろ出発、というところでその異変に気付いた。


( ФωФ)「ん?」


水筒の蓋兼用のコップに注いだ水がかすかに震えている。


( ФωФ)「地震であるか?」

ノパ⊿゚)「ロマ、あれだ! 何か来るぞ」

(;ФωФ)「おお!?」

4.
荒野の彼方に砂煙が巻き上がっているのが見える。

騎影がいくつか見えて、一つが残りたくさんを先導しているようだった。

いや、あれは……追われているのか?


( ФωФ)「ヒート、双眼鏡を使うのである」

ノパ⊿゚)「そんなもんなくても見えるぞ!」

(;ФωФ)(野生児め)


自分のポーチから双眼鏡を取り出して覗く。

見慣れない動物に騎乗した少女が一人、どでかい犬みたいな生物に追われているようだ。


ノパ⊿゚)「なんだありゃ!?」

( ФωФ)「あれは野生のビーグルなのである。

       はて、人を襲ったりするような生き物ではない筈だが……?」



5.
ノパ⊿゚)「とにかく助けなきゃ!!

    うおお、バーニング空手黒帯の腕を見せる時が来たぞ!!」


ちなみにバーニング空手とはヒートが始祖の流派であり、つまり我流であった。


( ФωФ)「待て、相手が多すぎるのである。こうしよう」

ノパ⊿゚)「お?」


二人は一団の進行方向に罠を張って待ち構えた。

ロマが岩陰、ヒートは少し離れた場所の地面に伏せて身を隠す。

一本のロープを地面に置き、その両端をそれぞれが手に握っている。


||‘‐‘||レ


少女がロープの上を通り抜けたのを見計らい、ロマが声を張り上げる。


( ФωФ)「ヒート、今なのである!!」
6.
ノパ⊿゚)「おんどりゃー!!」


二人は綱引きの要領でロープを力の限り引っ張った。

突然地面に現れた障害物に足を取られ、先頭集団のビーグルが派手に転倒する。


▼・ェ・;▼ ギャイン!?


そこに後続が突っ込んで玉突き事故の現場のようになった。

獣の山が出来上がる。


( ФωФ)「やったのであ……ん?」

▼・ェ・▼ グルルル……


比較的損害の少なかったビーグルが数匹、立ち上がった。

唸り声を上げ、牙を剥いてこっちを睨んでいる。


(;ФωФ)「う、まだやる気であるか」
7.
ノハ#゚⊿゚)「よおし、出番だな。ロマ、下がってろ!!」

▼・ェ・▼ ギャンギャン


喧嘩はまるっきしダメなロマを下がらせ、ヒートは身構えた。


ノパ⊿゚)「バーニング空手必殺!! 政権突きー!!」

-ニ三ノパ⊿゚)つ#)・ェ・▼ モルスァ


政権が交代するほどの威力を秘めた驚異の拳が飛びかかってきたビーグルの顔面に突き刺さる。

彼女の恐るべき体術によって次々にビーグルの群れが放つ攻撃を捌いていくが、防戦一方だ。

背後にロマを守りながらではどうしても攻めに転ずることが出来ない。


ノハ;゚⊿゚)「お前の話してくれたおとぎ話じゃ男女の立場が逆じゃなかったか!?」

(;ФωФ)「あわわわ、誰が何と言おうと喧嘩は苦手なのである」


頼もしいお姫様の背中に隠れてロマ王子は震えるばかりだ。

8.
ノパ⊿゚)「くそー、多勢に無勢だな……」

▼・ェ・▼ グルルル

(;ФωФ)「ひいい、囲まれたのである! 

       我が輩らは今夜奴らの夕食になる運命だったのである!」

ノハ#゚⊿゚)「お前ちょっとうるさいぞ!」


まさか冒険に出て一日でこんな目に遭おうとは……

ロマが早くも後悔しかけた時、ビーグルたちはいっせいに飛びかかって来た。


ノハ;゚⊿゚)「!!」

(;ФωФ)「ぎゃああああ!! カンザイ先生の次の作品にご期待くださあああい!」

||‘‐‘||レ「ふんっ!」


一瞬、二人の視界に騎影が覆い被さった。

あっという間に騎上に引っ張り上げられ、その場から矢のように走り出す。

9.
||‘‐‘||レ「トンキー、荷物が増えたけど走れる?」

(  ・ω・)ブヒッ

ノパ⊿゚)「あっ、こいつ豚だ!?」

(;ФωФ)「落ちる、ずり落ちるぅぅ」

ノパ⊿゚)「捕まえてるから大丈夫だって」


しばらくはビーグルたちも追って来たが、ロマとヒートの張った罠の傷が響いているらしく、

一匹、また一匹と脱落していった。

最後の一匹が地平線の彼方に消えると少女は豚を止めた。

テンガロンハットに隠れてわかりづらかったが、間近で見るとなかなかの美少女だ。

年齢は二人と同じくらいだろうか?


||‘‐‘||レ「ここまで来れば大丈夫。あなたたち平気だった?」

ノパ⊿゚)「もちろんだ!!」

( ФωФ)「た、助かったのである……」
10.
荷物のように積み上げられていたロマを引っ張り下ろし、ヒートは彼女の跨っている豚を

しげしげと見つめた。


ノパ⊿゚)「でっかい豚だなー」

( ФωФ)「これはウシ目偶蹄類AA科のトンキーと言う生物であるな」

||‘‐‘||レ「よく知ってるね。学者さん?」

(*ФωФ)「ふふん! そんなところである」

ノパ⊿゚)(あ、おだてられて回復した)


さっきまでしおれたタンポポみたいだったのに。


( ФωФ)「とにかく自己紹介であるよ。我が輩はロマネスク」

ノパ⊿゚)「ヒートだぞ! よろしくな!」

||‘‐‘||レ「助けてくれてありがとう。わたしはカウガール」

ノパ⊿゚)「豚ガールじゃん」

11.
||‘‐‘#||レ

( ФωФ)「ヒート、初対面の人に豚はないのである」

ノハ;゚⊿゚)(だって豚に乗ってるじゃん……)


カウガールは咳払いして話を続けた。


||‘‐‘||レ「あなたたちはどこへ行くの?」

ノパ⊿゚)「決まってないんだ! 当てのない旅だぞ。カッコイイだろ!」

( ФωФ)「知的探索の旅である」

||‘ー‘;||レ「そ、そうなの。よくわかんないけど」

ノパ⊿゚)「お姉ちゃんはどこ行くんだ?」

||‘‐‘||レ「わたしは豚シンデルエンザを治す方法を探して旅をしているの」

ノパ⊿゚)「豚……何?」

( ФωФ)「確か豚だけにかかる病であるな。気がついたら死んでる、という……」


12.
||‘‐‘||レ「そう。わたしの故郷ではたくさんの豚を飼っていたの。

      人はみな豚と共に穏やかに生きていたわ。

      そこに突然、豚シンデルエンザが広がって……

      村で生き残った豚はこのトンキーだけ」

(  ・ω・)ブヒッ

ノハ´⊿`)「かわいそうだなー……ロマ、治療法知らないか?」

( ФωФ)「そこまではちょっと……

       東の都に伝染病の研究所があるって聞いたことはあるが」

||‘‐‘||レ「わたしもそこへ行こうかと思ってたところ。

      あなたたち、良かったら一緒にどう?」

ノパー゚)「行く行く! いっぱいの方が楽しいもんな!」

( ФωФ)「まあ、我が輩は構わんであるよ。

       是非とも噂の東の都を見たみたいし」

||‘‐‘||レ「決まりね。改めてよろしく」
13.
ノパ⊿゚)「よろしくだぞ!!」


バタバタしているうちに空を夕闇が覆い尽くしている。

遠くに宿場町の明かりがチラチラ光っているのが見えた。

とりあえず一同、そこを目指す。


( ФωФ)(それにしてもあのビーグルたちは……?

       普段は大人しい奴らが人を襲うなんて、やっぱり何かおかしいのである)











つづく
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(゚q 。川カンザイ

Author:(゚q 。川カンザイ
完全犯罪(カンザイ)
プラネットライカは隠れた名作

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